テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
人工衛星の残骸など、地球の周りに増え続けて問題化している「宇宙ごみ」に、長さ数キロの「網」をつけて大気圏に突入させ、燃やしてしまおうという試みが、広島県の老舗漁網メーカーと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の間で進められている。
昨年創業100周年を迎えた「日東製網」(福山市)がJAXAと共同開発中の「宇宙ごみ除去システム」。 (asahi.com(朝日新聞社):宇宙ごみを漁網で一網打尽 広島の老舗とJAXA開発中 - サイエンス) 漁網メーカーが携わっているだけで、別に網をを使ってデブリを一網打尽にするわけではないようです。 テザー推進を使った、軌道変換システムですね。 テザー推進(「潮汐力安定化」を利用したもの)についての知識はあったのですが、導電性テザーというのは知りませんでした。 ↓で、ちょっと勉強。φ(.. )めもめも ・電気力学的テザー(導電性テザー)[ウィキペディア] ・導電性テザーのダイナミクスとその応用例について [pdfファイル] なるほど、軌道周回する導電性のテザーが地球磁場の中で運動することによって導電性テザーに電流が発生し、軌道周回運動とは逆方向のローレンツ力が働く。 それにより、導電性テザーの軌道速度がおそくなり、高度が下がることになるわけですね。 また、導電性テザーに電流を流せば軌道周回速度を加速する方向にローレンツ力が発生し、軌道高度が上がる・・・・と。 これを利用すれば、軌道を周回しながら次々にデブリを捕まえてテザーをを設置。 大気圏に再突入させて、焼却処分することができるんですね。 テザーを設置する衛星は、自分でテザーを伸ばして内蔵電源により電流を発生させれば推進剤なしに次の目標へ向かって軌道を上げることができるんだ。 なるほどねぇ。 問題は、長く伸ばしたテザーが他のデブリにぶつかって切れたり、その反動でデブリがとんでもない方向に飛んでいって、他の人工衛星を損傷させたりする可能性かな。 しかし、デブリ問題の解消に一石を投じそうなこの技術。 是非実用化させて、今後の宇宙開発に貢献して欲しいものです。(^-^) 宇宙エレベーター-宇宙旅行を可能にする新技術- 【他に気になったニュース】 ・NASAのソーラーセイル衛星、帆の展開に成功(動画) | WIRED VISION なんで低軌道なのかと思っていたら、これもデブリ対策のものだったんですね。 ・イベント情報 : セントレア開港6周年記念 第5回セントレアジャンク市 | 中部国際空港 セントレア むむむ、これはちょっと気になるぞ! ・【TOYフォーラム2011】さかなクンも釣れた! ARモードも楽しめる体感釣りゲーム『バーチャルマスターズリアル』 - ガジェット通信 これ、やってみたい! ・【速報】満を持して登場した次世代PSP「NGP」を超速攻フォトレビュー - GIGAZINE ネットのニュースサイトは、この話題ばっかですな。3DSよりは気になるけど、PSPすら持っていない僕にはあまり興味がないw(^_^;) 人気ブログランキングへ 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/01/27 09:40:55 PM
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