テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
SNS株式会社は3月26日7時30分、北海道広尾郡大樹町にて、同社の液体燃料ロケット「はるいちばん」の初の打ち上げ実験を実施した。
今回の打ち上げはもともと3月12日に予定されていたが、前日に起きた東北地方太平洋沖地震の影響で延期されていた。 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、2.4秒間の燃焼後、設定高度500mに近い461mまで上昇し、2段階分離パラシュートを展開し、無事回収されたという。 パラシュートでの着地後に、HASTICの伊藤献一氏(北大名誉教授)から「大成功」のアナウンスがあり、カムイロケットの開発を行っている永田晴紀氏(北大大学院教授)からも、「素晴しい打上げ、液体燃料ロケットとしては世界最小クラスのロケットではないか」との声が出ていた。 (SNS社、初のロケット打ち上げ実験を実施 | その他 | sorae.jp) 成功しましたね。 震災の影響で延期されましたが、思いの外早く打ち上げられました。 このロケットは、北海道に拠点を置く、SNS社(株式会社なつのロケット団)の液体燃料ロケット「はるいちばん」 SNS社はホリエモンこと堀江貴文さんが創業者である。 会社の目的は、もちろんロケットの開発であるが、その内容が面白い! 曰く、 『極めて安価な衛星軌道投入用ロケットシステムを開発することにより、超小型衛星を打ち上げるコストを大幅に低減し、かつその自由度を大幅に向上させること(枯れた技術を用いた小型のロケットで超小型衛星を安価に打ち上げるシステムの構築を目指す)』こと。 JAXAが行っているロケットとは対極に位置すると言っても良いロケットですね。 もともとは、ロケットまつりでおなじみである衛星エンジニアの野田篤司さんを中心として、民間による低価格の衛星打ち上げが可能な最小ロケットの検討をおこなったことがきっかけのようです。 その時の構想は、2001年にあさりよしとおの漫画作品「なつのロケット」の中で提示されているので、興味のある方は読んでみてください。 【送料無料】なつのロケット これらの経緯もあって、この会社のスタッフには野田篤司さん、あさりよしとおさんを初め、SF作家の笹本祐一さんや科学ジャーナリストの松浦晋也さんなど、ロケットまつりでおなじみの面々が名を連ねている。 もちろん、堀江貴文さんが創業者であるからには、彼が常々語っている民間企業による有人宇宙ロケットの実現がこの会社の最終目的だというのは想像に難くない。 まずは夢への第一歩。 今後も夢の実現を目指して、頑張って欲しいものである。 【他に気になったニュース】 ・フィンランド航空が宇宙船産業に本格参入!?リアルな宇宙船が…|| ^^ |秒刊SUNDAY 怪しげな飛行機が多いな。(^^; ・夢の発電技術を米大学が研究中、「1.5リットルの生活廃水で1日分の発電ができる」 ? ロケットニュース24(β) 原子力の次は、汚水で!←工エエェェ(´д`)ェェエエ工 人気ブログランキングへ 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/03/28 09:58:19 PM
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