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テーマ:台湾へ、通おう。(324)
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何の調べ物をしていた時かは忘れてしまったのですが、
とにかく、何かを調べていた時に、「汽車土瓶」なるものの存在を知りました。 旅のお供の駅弁を、そして駅弁のお供にお茶を、とくるわけですが、 今のお茶は主にペットボトル入り、その前は缶入り、その前にポリ容器入りの時代があり、 その前にこの「汽車土瓶」と呼ばれる陶器入りの時代があったそうです。 ワタクシ自身はポリ容器のお茶は飲んだ記憶がありますが、土瓶は記憶にありません。 昭和32年頃からポリ容器が登場し、10年くらいの経過期間を経て、その姿を消したそうです。 そして今では日本でただ1ヶ所だけ、山梨県にある小淵沢駅にて、 復刻版の汽車土瓶が発売されているとのこと。そこで、早速小淵沢へ出かけてきました。 南アルプスの山々が見えました。予想以上に寒いのに閉口しました・・・。^^; とにかく、汽車土瓶を無事入手し、旅の目的は達せられました。^^ 下の写真は帰路の電車車内にて。 気分良く、「フタ」兼「湯飲み」に茶を注ごうとしたのですが、めっちゃこぼれました・・・。 実用面は、ペットボトルと比べてしまうと、やはりいまひとつのようです・・・。^^; 駅でのお茶の販売は、明治22年(1889年)に静岡駅で土瓶に入れられて売られたのに始まり、 その後、明治25年(1892年)から駅名を入れた専用の汽車土瓶が生産されたそうです。 さて、台湾の鉄道は日本統治時代に本格的に整備されました。 また、お弁当を意味する単語として、国民党がやってきた後も「盒飯」よりも「便當」を一般に 用いるほどに日本文化がそのまま浸透しており、駅弁は今も普通に売られています。 過去の日記 : 2006.09.13 知本温泉、知本森林遊樂區。 過去の日記 : 2006.07.30 羽田から嘉義へ。(その2) 駅弁文化だけが伝えられてお茶が伴わないというのも不自然ですし、輸出を主目的に していたとはいえ、当時の台湾ではお茶の増産が推進されたという背景もあります。 これまで特に注目していなかったですが、当時の様子を想像すると、 当時の台湾にも汽車土瓶はあったのではないかと思われます。 次の訪台時は、鶯歌の博物館再訪も含めて検討してみたいと思います。 願わくは、台湾版の汽車土瓶もぜひ入手したいものです。^^ 以下、参考にさせて頂いたホームページです。 うまか陶コレクション「汽車茶瓶・汽車土瓶」 駅弁資料館 駅弁資料集 駅売り緑茶情報 京王百貨店「駅弁大会への道」 日本レストランエンタプライズ 昔懐かしい「汽車土瓶茶」 ↑ 2003年の東北新幹線延伸記念当時のもの (既に発売終了のようです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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