出掛けてうちに帰って来ると

うちって玄関を開けると居間のはじまで見えるような間取りなんだけど

なんだかすごく広く感じる。

あんな小さいやきが一匹いなくなっただけでこれなんだから、

これからの人生、どんなに長いんだろう。

ユーミンが歌っている通り、
君なしの広すぎる世界をぼくはただ持て余す。

本当にそうだよ。
やきがいなくなってから
一日が長すぎる。

朝だっていつも、やきに起こされてたのに
もう起きる理由もない。

ごめん。読む方はうんざりすると思う。
でもこの悲しみを吐き出したいの。
むしろどっぷり浸ってやる。

なんか今頃になってすごく悲しい。

火葬して帰って来た金曜日は
まだきのうの今頃、やきはそこにいたのに。って
悲しかった。

夕方、タンタンのご飯を用意するのに
やきのご飯茶碗を見て号泣した。

週末はしこたま飲んだっていうのもあったし、

やきが高齢になってきてからは
『この子が穏やかに逝けますように』って密かに祈ってたし
結果、願っていた以上に穏やかで潔い旅立ちだった。
後悔、ああしてやればよかったこうしてやればよかったというのもなくて、
だから、これでよかったんだって
なんかそういう、吹っ切れたような？
感覚なのかと思った。
あんまりやきのことも思い出せなかった。

けど
やっときた。
悲しみがやってきた。
なんだこれ。
きっと直後はショックと喪失感と飲み過ぎで
思考が停滞してたんだ。



や〜き〜　 うっとりするほどかわいい

今日は初七日だって。
早いな〜

旅立つ前の日、水曜日は
やき大好きな『焼津のまぐろ』の缶を久しぶりに食べたんだ〜



焼津のまぐろ シラス入りまぐろとささみ 70g[キャットフード ウエット 缶詰] (毎)

これこれ。

あの日は大きい方がでなくて
大好物の焼津のまぐろとかぼちゃを混ぜて食べさせたんだ。

もちろんその時は、それが旅立つ前日なんて
知らなかったわけだけど
結果、大好物を最後に食べさせてあげられた。
本当、次の日死んじゃうなんて信じられないくらいの
良い食べっぷりだったのにな〜

よく、やきには夜中に『お腹空いた』って起こされてたので
やきが旅立った今も、やきのお茶碗にドライフードを少し出して寝るんだけど
いつもね、朝になるとなくなってるの。

闇にまぎれて
黒いパンダが食べてくれてる。
…もう泣ける。
タンタン、ありがとう。
タンタンがいてくれてずいぶん救われてるよ。


でも
私はわーわー泣いてるけど、タンタンの悲しみはどこにいってるんだろう。
タンタンはやきがいない悲しみをどうしているんだろう。
ご飯もいっぱい食べてトイレも順調
私に心配かけないようにしているんじゃないか？と思ってしまうほど
元気に過ごしているタンタン

タンタン、あなたの元気が私のしあわせだよ。
でもあんまり無理しないでね。