北京オリンピック予選 フィリピン戦の感想
涌井の代表入りとこの試合の先発は、当初からの予定通りだろう。自分が見ることができた神戸での日本代表初戦もそうやってんし。 意外やったのは、キャッチャーが阿部やったこと。もちろん、阿部の攻守にわたる実力は認めている。でも、里崎の国際大会の経験とプレッシャー知らずの打撃も捨て難いやん。てっきり、阿部はDHかと。井端を2番で活かしたいという考えが強いんやろうな。あの技術やもん。 勝てるだろうとは信じてても、やはり国際試合の緊張感はすごい。見てるだけでこうやねんから、選手たちはどれ程の重圧に襲われていることか。そんな中でよくプレーしてるで。ほんまに立派やと思う。FA移籍でしょげたりしてた自分の思いなんて、ちっぽけに感じられた。 フィリピンの野球には驚かされた。フィリピンのファースト、ランナーがいてもベースについてなかったもんね。で、牽制ないんかと思ったら、急にベース入って牽制球受けて。世界には、まだまだ知らない野球があるねんな。 内野グラウンドの悪さにはショックを受けた。プロ野球がさかんな台湾でこんな状態とは。いくらなんでももっと整備しないと、しっかりした野球になれへんやろう。 涌井、ノーヒットノーランやるかと思ったけど、さすがにできひんかったね。 試合後の両チームの握手がよかったな。フィリピン野球もがんばってください。