|
|
|
2014.08.25
カテゴリ：2014年08月分
 AFP BB NEWS 08月25日（月）08時07分の配信です。 イスラム国、シリア北部の空港掌握 激戦で500人死亡 NGO  イスラム武装勢力系メディア「ウェラヤット・ラッカ」が公開した、 シリア北部ラッカの通りを戦車で行進するイスラム教スンニ派過激派 組織「イスラム国（Islamic State、IS）」の戦闘員たちを写したと される画像（2014年6月30日公開）。(c)AFP/HO/WELAYAT RAQA 【8月25日 AFP】英国を拠点とする非政府組織（NGO）「シリア人権 監視団（Syrian Observatory for Human Rights）」は24日、イスラム教 スンニ派（Sunni）の過激派組織「イスラム国（Islamic State、IS）」が、 シリア北部ラッカ（Raqa）県で政権側の支配下にある最後の軍事拠点だった タブカ（Tabqa）空港を6日間にわたる戦闘の末に掌握したと発表した。 戦闘では双方合わせて500人以上が死亡したとされる。・・・続きはこちらから 私見です。 「イスラム国」はラッカでシリア政府軍に対し その大部分をすでに支配下にいれていました。 タブカ空港はシリア政府の最後の拠点でした。 6日間による激しい戦闘によりこの基地は陥落し 「イスラム国」はラッカ県の全域を掌握した事に なります。 アサド政権後シリアの統治下で一つの行政県が 完全に占拠されてしまうのはこれが初めての事 です。 今回の激しい背戦闘は「イスラム国」にも大きな 損害が有りました。 19日からの5日間で「イスラム国」の戦闘員の 戦死者436人は今までの戦闘では聞いた事の無い 数の戦死者です。 更に24日には170人の戦死者と激しい戦闘になり ました。 タブカ空港はシリア政府にとっても「イスラム国」 にとっても、それだけ重要な要所だったという事 です。 一県完全制圧はどちらの勢力にとっても世界に 与える衝撃は大きなものになります。 「イスラム国」はシリア中部ホムス県の北部の 拠点をシリアで活動するサラフィー・ジハード 主義の反政府武装組織「アル＝ヌスラ戦線」に 引渡し、戦力をシリア東部に移動させています。 「イスラム国」は「アル＝ヌスラ戦線」をシリア 支部の様に発表していました。 しかし、「アル＝ヌスラ戦線」のリーダー、アブー・ ムハンマド・アル＝ジャウラニ氏は強く否定し、余り 仲が良くなく基本的に敵対していました。 この関係も地域によって差があり、アレッポ北部では 激しく戦闘を行う一方、ホムス北部の拠点は引き渡し 両者はほとんど戦闘を行うことはありません。 ホムス県に関しては「イスラム国」と「アル＝ヌスラ 戦線」の関係はかなり良好な為、譲渡が出来たものと 思われます。（不思議な関係です・・・） 因みに「アル＝ヌスラ戦線」は国連 、アメリカ 、 オーストラリア、イギリス、トルコからテロ組織と 認定されています。 シリアのアサド政権は今回のラッカ県完全喪失により 難しい選択を迫られるでしょう。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2014.08.25 09:10:48
コメント(0) | コメントを書く
[2014年08月分] カテゴリの最新記事
|
