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カテゴリ:2015年03月分
AFP BB NEWS 2015年03月20日(金)19時04分の配信です。 福島第1原発1号機、核燃料は「ほぼ全て溶融」 東電 東京電力の福島第1原発を訪れた国際原子力機関の調査団ら。 IAEA提供(2015年2月17日提供、資料写真)。 (c)AFP/IAEA 【3月20日 AFP】東京電力(TEPCO)は19日、廃炉に向けた作業が 進められる福島第1原子力発電所1号機で新たに実施した調査の結果、 原子炉圧力容器の内部には核燃料がほとんど残っていないことが分 かったと発表した。 「ミューオン(muon、ミュー粒子)」と呼ばれる素粒子を使って レントゲン写真のような画像を作成する技術によって、第1原発1号 機では核燃料が溶け容器の底に落ちたことがほぼ確実であることを示 す証拠が得られたという。 ・・・続きはこちらから 私見です。 東京電力は19日、福島第1原子力発電所1号機の原子炉内部を 宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線の「ミュー粒子(muon、μ)」を 利用して透視した結果、圧力容器の本来あるべき場所に核燃料が 確認できなかったと発表しました。 核燃料は本来4メートル強の長さがあります。 原子炉内部に1メートルを超える塊は見つからず、東電は「ほぼ 全ての燃料が溶け落ちていると理解していい」と説明しました。 今頃になり、呑気に「燃料棒が全て溶けてありません。」と他人事 の様に報告がありましても「はい、そうですか」では済まされ ません。 溶解した燃料棒は決して安全なものでは無く、事故当初は燃料棒が 溶け落ちる事を「メルトダウン」とよんで専門家はこの世の終わり の様な話でした。 その燃料棒には、中に天然ウランに0.7%含まれているウラン235の 割合を2~4%程度に濃縮した二酸化ウランを直径、高さとも約1cm 程の円柱形に焼き固めたセラミックスの燃料ペレットが数百個入って います。 棒の材料は、ジルコニウム合金で内側をジルコニウム金属膜でコーティ ングした2層構造になっています。 その燃料棒を50~80本束ねて組み上げ400~800体程度の燃料集合体 にします。 一つの原子炉の圧力容器内にそれだけの燃料棒が装荷されています。 その燃料棒が全く見当たらないのに気にならないのでしょうか。 全ては、地震が悪く自分達は被害者だと言う意識が強く、電力を 分けてやっていると言う上から目線なのでしょう。 それにしても溶け出した燃料棒の行方は? 溶けた核燃料は圧力容器の底から格納容器に漏れ出たとみられて います。 「ミュー粒子」は原子炉を通り抜け、ウランなどに当たると吸収され たり向きが変わったりする為、この性質を利用するとレントゲンの様に 物体を写すことができます。 高エネルギー加速器研究機構と国際廃炉研究開発機構が、この技術を 使って1号機の原子炉内部を透視した結果、格納容器や圧力容器は見え ましたが、燃料があった場所には何も写っていませんでした。 1号機の格納容器の底に落ちたとみられる核燃料は、4月以降にロボット を、建屋に入れて詳しく調べます。 2号機でも「ミュー粒子」による透視作業を進めていく予定です。 国立名古屋大学は20日、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線から生じる 「ミュー粒子」を利用して東京電力福島第1原発2号機を調べた結果、 原子炉内の核燃料が少なくなっており、炉心溶融が裏付けられたと発表 しました。 東京電力は19日、ミュー粒子を使って1号機で燃料がほぼ全量溶け落ちた 事を、確認したと発表しましたが2号機での確認は初めてです。 国立名古屋大学は、ミュー粒子を観測できる特殊なフィルムを使い、原子炉 圧力容器の周辺を透視しました。 そして、2号機と炉心溶融していない5号機を比較しました。 2号機と5号機で2014年4~7月に計5回観測したところ、5号機に 比べ、2号機の燃料が少ないことが確認されました。 東京電力もこれから、透視作業を進めていく予定では無く、名古屋 大学に頭の一つも下げて一刻も早く2号機のDATAを共有する様に して欲しいものです。 プライドよりも、2号機の燃料棒の溶解の方が大きな問題です。 事故後4年の、今頃炉心部の燃料棒の検査とは何か科学的な根拠でも あったのでしょうか・・・ ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.20 21:26:03
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