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2015.03.24
カテゴリ：2015年03月分
 AFP BB NEWS 2015年03月24日（火）08時21分の配信です。 イエメン「内戦の危機」、フーシが南部に数千人を増派  イエメン南部アデンにある同国の特殊部隊司令部の入り口前で、 賃金の支払いと同市の治安部隊への統合を要求する特殊部隊の兵士ら （2015年3月23日撮影）。(c)AFP/SALEH AL-OBEIDI 【3月24日 AFP】イエメンのイスラム教シーア派（Shiite）の民兵 組織「フーシ（Huthis）」は23日、同国南部に増援を送り、地元の 戦闘員らと衝突した。 これに先立って国連（UN）は、同国が長い内戦に突入しようとして いると警告している。 ・・・続きはこちらから 私見です。 イエメンの首都サヌアで20日、金曜日の礼拝の為に集まっていた、 イスラム教シーア派の武装組織「フーシ派」の支持者らが狙われた 2カ所のモスク自爆テロで、過激派武装組織「イスラム国」は犯行を 認めた声明で「作戦は来るべき洪水の始まりにすぎない」と述べて います。 実行犯はそれぞれのモスクで2人ずつ、計4人と見られています。 ISISはフーシ派に対するテロを継続すると宣言しました。 しかし、アメリカ政府はISISが関与した明確な証拠はないとして います。 国連安全保障理事会は22日、イエメン情勢をめぐる緊急会合を開き ました。 ジャマル・ベノマル事務総長特別顧問は映像を通じて「（情勢は） 平和的解決からさらに遠のき、内戦の危機に近づいているようだ」 と語り、強い危機感を示しました。 ジャマル・ベノマル事務総長特別顧問は、イエメンの首都サヌアを 掌握したイスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」や、南部 アデンに逃れた、ハディ暫定大統領側のいずれによる全土掌握も 現実的ではないと指摘します。 ベノマル事務総長特別顧問は、今以上の対立が続けばイエメンが 「イラクとリビア、シリアを組み合わせたようなシナリオの長期紛争」 に陥ると警告しました。 その上で、平和的な対話による解決が「唯一の選択肢」だと強調して います。 22日、イスラム教シーア派武装組織「フーシ派」が南部の古都タイズ の空港を占拠しました。 国連安全保障理事会のジャマル・ベノマル事務総長特別顧問が、イエ メンが内戦の危機に直面していると強い危機感を示しましが現実に なろうとしています。 複数の地元当局者によりますと、フーシ派はタイズ市内や近郊へ攻め 込み、抵抗する地元住民らに発砲しました。 住民1人が死亡し、82人が負傷した模様です。 フーシ派の部隊はさらに南部のタイズ市の治安、情報機関を占拠し、 一帯に検問所を設置しました。 治安筋によりますと、22日にイエメン南部の要衝タイズの空港を掌握 したフーシ派は、地元戦闘員らとの夜間の衝突で、2つの部隊が撃退 されたという情報もあります。 情報が錯綜し、且つ一方的な戦闘では無く両組織にとり消耗戦になって いる様で、内戦が泥沼化の様相を呈して来ました。 このまま長引きますと、住民に大きな被害が出て大量の難民が発生する 可能性もあります。 イスラム教シーア派系の武装組織「フーシ派」は今年1月に首都 サヌア市を掌握し、ハディ大統領らを軟禁します。 大統領はいったん辞任に追い込まれましたが脱出して南部アデンへ 逃れ、「私はまだ大統領だ」と主張していました。 イエメンでは、ハディ暫定大統領を支持するスンニ派勢力とイスラム教 シーア派武装組織「フーシ派」の激しい衝突に乗じ、「アラビア半島の アルカイダ（AQAP）」や「イラク・シリア・イスラム国（ISIS）」と いった過激派がテロ攻撃を繰り返して勢力を拡大するなど、治安状況が 極度に悪化しています。 イエメンの国民ほぼ全てがイスラム教信者で、人口の内スンナ派が 55％、シーア派が42％です。 イエメンは893年にラッシー朝を築き、イマーム（最高指導者）は 1962年のイエメン王国崩壊まで継続しました。 その為、独特の教義のザイド派がイエメンのほぼ全国民に浸透し、シーア派 の大半はスンナ派とほぼ同じ教義を持つザイド派です。 他の国の宗教紛争とは少し状況が異なるかも知れません。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2015.03.24 10:35:15
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