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2015.03.30
カテゴリ：2015年03月分
 AFP BB NEWS 2015年03月30日（月）11時20分の配信です。 ひげを伸ばしたウイグル男性に禁錮6年、中国裁判所  中国西部・新疆ウイグル自治区カシュガルのモスク（イスラム礼拝所） で撮影された男性のひげ（2008年4月1日撮影、資料写真）。 (c)AFP/Mark RALSTON 【3月30日 AFP】イスラム教徒が多数を占める中国西部・新疆ウイグル 自治区（Xinjiang Uighur Autonomous Region）カシュガル（Kashgar） の裁判所は、「トラブルを誘発」し地元当局の方針に反してひげを伸ばし たとして、38歳のウイグル人男性に禁錮6年の判決を言い渡した。 中国青年報（China Youth Daily）が29日、報じた。 ・・・続きはこちらから 私見です。 中国西部の新疆ウイグル自治区はそのほとんどが、ウイグル族の住む 土地でした。 地下資源や核実験場の需要から漢民族の移住が始まり現在は、土着の ウイグル族は隅に追いやられています。 新疆地区の地下資源のほとんどは石油と天然ガスで埋蔵量が豊富で、 これまでに38カ所の油田、天然ガス田が発見されています。 新疆地区の石油と天然ガスの埋蔵量は、それぞれ中国全体の埋蔵量の 28%と33%を占めています。 油田開発が新疆地区の経済発展の中心となり漢族の大量入植の原因 になっています。 西部大開発政策開始以降は、パイプライン敷設や送電線建設などが活発化 しています。 1990年時点で新疆ウイグル自治区の人口総数1499万人のうち、漢族が 565万人でしたが、1995年には総人口1661万人のうち漢族が632万人、 5年間で漢族人口は67万人も増加しています。 2000年には、漢族人口は約749万人になり5年間で117万人の増加と、 10年間で184万人の漢族が新疆ウイグル自治区に入植しています。 それから15年現在は「鉄のカーテン」の向こうに中国の真実は隠れて しまいました。 2013年10月29日22時05分更新の産経ニュースの中にも既に中国は 新疆ウイグル自治区でのウイグル族に対する差別待遇が記事として配信 されていました。 新疆ウイグル自治区では、2013年４月以降ウイグル族住民と公安当局が 衝突し多数が死亡する事件が頻発しています。 表沙汰になった事例だけでも犠牲者は約100人を数えます。 抗議行動を鎮圧するために発砲する例に加え、最近では、テロを計画 しているとして治安当局がウイグル族の集団を急襲し、射殺するケース も目立っています。 まるで、戦時中の治安維持法の拡大解釈による不良分子のあぶり出しと 一緒です。 2013年７月初旬、習近平指導部からテロ対策強化を命じられた地元 当局は、刃渡り15センチ以上の刃物を没収する政策を開始し、5千 本近くが集められました。 豊臣秀吉時代の刀狩ですね。 新疆ウイグル自治区ホータン付近一帯では、40歳未満の男性がひげを 蓄えることも禁止しました。 いずれの措置も、ウイグル族そしてイスラム教徒を侮辱する行為と受け 止められていて、利益を独占するばかりか、民族の“尊厳”までも傷 つける漢民族に対する敵対心は高まるばかりです。 それから10カ月が経過した2014年8月7日新疆ウイグル自治区での レポートをTBS東京放送が行いました。 ウイグル族への締め付けが続く中国の新疆ウイグル自治区で、ベール で顔を覆った女性やひげを生やした男性の公共バスへの乗車が、一時 的に禁止される事になりました。 カラマイ市では、7月20日まで、ベールで顔を覆った女性や長い ひげを生やした男性、星と月の模様が入った服を着た人間の公共 バスへの乗車が禁止されることになりました。 これらの措置は、カラマイ市で行われるスポーツ大会に合わせて とられるもので、地元政府による治安維持対策と大会のイメージ アップが目的だとされています。 中国では、習近平政権誕生以降、ウイグル族に対する締め付けが強化 されていて、たびたび暴動が起きています。 今回の措置も、そうした締め付け政策の一環とみられますが、民族の 風習や衣装といった伝統文化を否定する規制に対し、ウイグル族が 反発する のは必至とみられます。 このTBSのURLは削除されていて現在確認が出来ません。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2015.03.30 15:38:45
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