『サイバーテロ攻撃』にどう対処する!?
東証一部上場のインターネット関連企業、カカクコムは16日、運営する価格比較サイト「価格コム」が不正アクセスを受けたため、サイトを一時閉鎖する措置を取ったと発表した。同社は「一種のサイバーテロ攻撃を受けた」と説明した。【産経新聞】本では何冊か読んだ事があるけど実際に起こりうるんですね。同社は最高水準のセキュリティー対策をしていたというが、その壁をも打ち破られ不正にウィルスを埋め込まれ、利用者のメールアドレスを閲覧した形跡もあったと言う。復旧にはソフト、ハード、運用を全て入れ替えなければいかないという。同社曰く、「私達にとっては、本社と支社全てが麻痺したようなものだ。」と言う。今までも同社はこの手の「サイバー攻撃」を受けたことがあるが、実被害は初めてで今回はかなりレベルの高い攻撃だったらしい。私はこれを対岸の火事とは思えない。私が出店している楽天市場も多かれ少なかれ、この手の「サイバーテロ」を受けているに違いない。現在楽天市場の契約企業は41,379社。この全ての企業に影響を及ぼすのである。1日運休するだけで相当な被害を被ることだろう。楽天市場に出店する際、担当者から一番最初に聞かれたのは「ヴィルス対策ソフト」は何を使っているかである。私のような小さな店でもお客様の情報を数万件管理しているのである。ヴィルスに感染して数万のお客様に、誤ってヴィルス付きのメールを配信してしまいかねない。その面で一番神経を尖らしているのであろう。企業を狙った「サイバーテロ」はこれからどんどん増してくるであろう。特にインターネット専業で商売をやっている方は、価格コムが言ったように、「本社と支社全てが麻痺」しかねない。今回のこの事件は対岸の火事ではなく、自分の問題として深く受け止めなければならない。