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大和屋がおくる中国漢方の健身効果

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October 31, 2009
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中医学では、風邪、インフルエンザ、オタフク、ハシカなど
軽い感染症の治療は空気中に潜む見えない5つの邪気(じゃき)
によって引き起こされると考えられています。


漢方薬は中医学の生理、病理の上に成立する処方です。
中医の生理、病理の把握なしに処方すれば、効果がありません。
しかし、中医学の生理、病理を理解して処方すれば西洋薬よりも
速く治ります。西洋式要素還元主義医療の常識を取り払う必要が
あります。既成概念の檻にから一歩も出られなくならないで
頭を柔軟にして邪気をイメージすることが大切です。  

空気中に潜む5種類の邪気の種類や邪気の位置を把握し、
最適な武器(処方)で退治する

風邪症候群は発症からの展開も早いので
処方は兵を用いるが如し
と言われるように

素早く、邪気の種類や性質と邪気のある場所を発見し、
治療にあたる必要がある。

5種類の邪気とは・・・

風邪(ふうじゃ)
寒邪(かんじゃ)
湿邪(しつじゃ)

燥邪(そうじゃ)
熱邪(ねつじゃ)です。


治療者は邪気と戦う将軍となり武器である(処方)を使い退治します。
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邪気と戦うには、先ず邪気の性質を知る必要があります。

孫子よろしく「敵を知り己を知らば百戦危うからず」です。ウィンク

「風邪(ふうじゃ)の性質。」

1、突然性、変幻性。
 風邪(ふうじゃ)の性質は速きこと風の如し。
 慢性病のように徐々に進行するのではなく
 ある日突然、急に人体を侵襲する性質があります。

 ですから、急に今日の朝から、寒気がして・・。
 昨日の晩から発熱して・・。
 2日前から吐き気が・・・。3日前から頭痛がして・・。

 このように、発症が急で、自分で何時からはじまったか
 ハッキリ解る場合は
 「風邪(ふうじゃ)」が関係していますから、
 風邪を取り去る去風薬(きょふうやく)
 が配合された処方を用いて治療します。 
 
また、病状の進展が速く、変化しやすいという変幻性もあります。

 具体的には、感冒にかかったのち、寒気があり、
 何時間も経たないうちに発熱し
 鼻水、のどの痛みなどの症状があらわれ、
 翌日には高熱、咳痰をはくなど
 症状が素早く変化します。

 2、遊走性、移動性がある 病変部位が移動する
 疼痛部位が移動する。遊走性の疼痛、
 かゆみの移動、発疹部位の移動

 3、上半身、皮膚を侵す
 風邪の性質は軽い為、頭部、顔面部、などの上半身、
 または表面部の皮膚に症状が
 現れやすい
 
 具体的にはうなじや背中に寒気がある、頭顔面部の
 症状としては頭痛、めまい、
 皮膚症状ではかゆみ、発疹

 4、動揺する
 風邪は動きを伴う症状が多い。
 
 具体的には、ぐるぐる回る感じのめまい、
 けいれん、震えなどの症状をあわらす。

 5、他邪気を先導する。

 風邪は単独で人体に侵入することは少なく、
 他の邪気を率いて侵入することが多い。
 ゆえに、風邪は「万病の元」、「百病の長」と称される。

 臨床上は風邪は「寒邪」「熱邪」「湿邪」との合病が多い。

 風寒邪、風熱邪、風湿邪、風寒湿邪、風湿熱邪
 等の合病となって人体を侵襲うことが多い。


「風邪の病証」
 (風邪が体表にある時の症状)

 悪風(おふう)=厚着としたり、ストーブに
         当たると和らぐ弱い寒気。
 
 発熱、汗が出る、頭痛、鼻水、鼻づまり、
 咽のかゆみ、軽い咳

 (風邪が皮膚に停滞した時の症状)

 発疹、皮膚のカユミ、発疹やカユミの場所が
 急に発生し、一定しない
 よく移動し、増減する。

 (風邪が経絡に停滞した時の症状)

 走行性の痛み、しびれ、ひきつれ、こわばり

 

「寒邪の性質」
 
1、冷やす
 
  全身、局所の寒冷症状をあらわす。

  例えば、全身が寒い、手足が冷える、腹部が冷える、
  寒け、などの症状を
  あらわし、分泌物や排泄物がサラサラで薄く透明色になる。
  (痰や鼻水、下痢がうすく水様性)

 2、収斂性  
  寒邪は縮まる、ひきつるなどの特徴を持つ。
  
  具体的には、寒邪が体表に侵入すると、汗孔が閉じ、無汗となる。
  また、寒邪が経絡に侵入すると、筋のひりつれやこわばりなどの
  症状を起こす。

 3、凝滞性がある

  寒邪が体内に侵入すると気血の流れが停滞する。

  気血が「通じざれは則ち痛む」の法則で

  具体的には、こわばり、激しい痛み、運動制限、
  痛みは動作で悪化するなどの症状をおこす。

 4、陽気を損なう
  患者が体内に停滞すると、人体を温めている「陽気」をそこなう。

  具体的には、体が冷えて、足腰が冷たい、尿が近い、
  尿が多くて薄い水様。

 「寒邪の病証」 
  (寒邪が体表に侵入した時の症状。)  
  
  悪寒(厚着をしてもストーブに当たっても
         とれない激しい寒気)

  悪寒にひきつづき発熱、汗が出ない(無汗)
  頭痛、うなじや背中のこわばり 関節痛。

  (寒邪が経絡に侵入した時の症状。)

  激しい痛み、痛む場所は固定している、患部の腫脹、
  全ての症状は温めると緩解し、冷やすと悪化する。

  (寒邪が臓腑に侵入した時の症状。)

  腹痛、下痢、腸鳴、嘔吐、手足の冷えやひきつれ。
  分泌物は水様で薄く、温めると楽になり、寒冷で悪化する。

「湿邪の特徴」
 

1、沈重性がある

  湿邪はドロドロした水の邪気である。湿邪は重いので、
  侵された部位が重い

  重だるいなどの沈重感をともなう症状があらわれる。

  具体的にはからだが重だるい、手足が重だるい、                    頭が重い、重だるい痛みなどの症状をあらわす。

 2、下部を侵す。
 
  湿邪の沈重性は下降性を持ち、下半身、下肢に流れやすい。
  その為、膝、足首、脚など主に下半身の症状となって現れる。

  例えば、膝が重い、足が重い、下半身が浮腫むなどの症状をあらわす。

 3、定着する

  湿邪は定着性が高い為、いったん体内に侵入すると
  なかなか取り除くことができない。
  その為症状が長引き、治りにくい。

 湿邪.gif

 4、粘着性

 湿邪は粘り気があって汚い性質があります。

 具体的には、ネバネバ、ベトベト、ジトジト、
 ジメジメなどの感じがある。

 例えば、痰がネバネバ、汗がジトジト、
 大便がベトベトして便器を汚す。
 舌の苔がネバネバして汚い。

 ジメジメした雨の日や湿気の強い日に症状は悪化する。

 5、脾臓(胃腸)を破りやすい。

 湿邪が体内に侵入すると胃腸の働きを低下させやすい。

 元来、脾臓(胃腸)は湿気を嫌う臓腑である。

 湿邪が胃腸に侵入すると食欲が落ちる、腹がつかえる、
 悪心、胸焼け、嘔吐手足がむくむ、手足が重い、軟便、
 下痢、オリモノが多い、臭いがキツイ

 などの症状が現れる。

 6、気の運行を妨げる。

 湿邪はその沈重性、定着性、粘着性から気の運行を妨げる
 気の停滞症状である張った痛み(張痛)を発生させることは
 臨床上、よく見られることである。

「湿邪の病証」

 (湿邪が体表に侵入した時の症状)

 頭痛、頭重、発熱、無汗、あるいはジトジトの汗が出る。

 (湿邪が皮膚に停滞したときの症状)

 湿疹、湿疹は少し、盛り上がり、掻き壊すと
 ジュクジュクし、皮膚がジメジメ
 するなど。
 
 (湿邪が経絡に停滞した時の症状)

 重だるい痛み、痛む場所が固定する、
 関節痛、間接の腫れ、運動制限
 しびれ、ジメジメした日に悪化する。

 続きは、長くなるので分けます。    

 







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最終更新日  October 31, 2009 02:07:22 PM
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