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カテゴリ:人相を良くする
「絶望名人カフカの人生論」という本の中に出てきます。 カフカという人は際立ったネガティブ思考の人だったようで、この本で紹介されている彼の言葉は恐ろしいほどの愚痴ばかりです。この本の翻訳者で、紹介されているそれぞれの言葉に解説を加えている頭木弘樹氏によれば、「セルフ・ハンディキャッピング」というのは、自分にハンデを与えることで、失敗したときに自尊心を傷つかないようにする、心理だそうです。 (引用)才能があると信じて、でもその才能を伸ばす努力をしなければ、失敗した場合にも「努力しなかったから」と言い訳がたつので、自尊心が傷つかずにすみます。また、もし成功すれば、「努力しなかったのにスゴイ」ということになります。(引用ここまで) カフカは、あまりにも暗くて逆に笑ってしまうほどのマイナス思考の持ち主だったようですが、愚性などにはどこか共感できる部分があることも否定できません。無理して歩こうとしないで倒れたままでいれば確かに楽でしょうし、外に出ずに誰にも会わなければ人間関係で傷つくこともありません。「自分は○○は苦手だから」と言っていれば、失敗してもあきらめがつきます。 〈勝間和代〉のように生きることができれば素晴らしいことですが、できないからといって自分を責める必要もありません。ポジティブな言葉を紹介した本は多く出ていますが、たまにはカフカのような絶望の言葉に触れるのもいいかもしれません。「頑張れ!」と言われても頑張れないときだってあるのです。(〈勝間和代〉を目指さないというのは、香山リカの「しがみつかない生き方」という本の中に出てきます。) 大切なのは、自分の思考の癖を知ることだと思います。カフカのように「自分は体が弱い」と思い込んでしまうと、本当に病気になってしまいかねません。自分の言葉を客観的に見て、「これは言い訳だな」とか「メンタルブロックをかけてしまっているな」というようなことがわかれば、考え方の癖を少しづつ治すこともできるはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.17 07:20:59
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