ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆
表題の韓国映画を、東急ハンズの上のシネマサロンにて鑑賞してきました。 TVの取材に「山に登ったら、そりゃあ、下りるしかないでしょう」と答えていた登山家が、エベレストに登頂後、滑落した仲間を助けた際ゴーグルを失い、雪目となって下山困難に陥り、遭難死する。その困難を極める遺体収容に、彼を育てた名登山家と仲間たちが立ち向かういと言う、実話を基にしたストーリーです。 見始めると、声とテンションの馬鹿高い会話のシーンが続いたり、レベルの低いコント風の進行にちょっと引けましたが、ヒマラヤの現場のシーンになると、新雪に残るふみ跡が印象的な頂上を極めるシーンとか、リアルな雪崩、滑落シーンとかに思わず引き込まれていきます。 ヒマラヤには、ものすごい数の遺体が収容されず残されていて、中には、道しるべになっているものもあると聞いています。それなのに、状況の悪い中、かつての仲間を連れて帰りたいという、韓国人ならではかもしれませんが、強いきずなが描かれていて、感動的な映画でした。 暑い最中、上映時間に間に合わせるため、半走りで駆け付けたのですが、さすが、凍り付くような8000mの世界に引き込まれ、とても涼しい思いで鑑賞できました。