『リテイク・シックスティーン』 豊島ミホ
『リテイク・シックスティーン』 豊島ミホを読みました。豊島ミホさんの休業前の最後の小説のようです。27歳の女性が高校生に戻ってしまった女の子「孝子」と頭がよくて、かわいい「沙織」そして、元気でまっすぐな感じの「大海君」と頭がよくてかっこいい「村山」くん。ベタな感じの4人組みですが、男女あわさった4人組みでつるむなんてこんな高校時代、楽しいだろうな~と思わせてくれる内容でした。高校時代の学際イベントやその時期は一大事なお昼の時間に誰と食べるかや、バスの席の2人組をつくることなど懐かしい話が多かったです。物語は、大学進学の話でラストなので、大きな事件が起こることのない話でしたがこの子達は、どうなっていくのかな~という見守る気持ちで最後まで読みました。今思い出せば、自分の高校時代も恥ずかしい思い出は多いよな~と思いますが、それも若さゆえ。そんな、感じの小説で楽しめました。