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2010年01月30日
カテゴリ：読書：豊島ミホ
 『純情エレジー』 豊島ミホ を読みました。 7つの短編からなる 本でした。 『カウントダウンノベルズ』 を読んだ後期待していた作家さんだっただけに がっかり度が高かったのですが 今回は、「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を 受賞してデビューした豊島さんの原点回帰ともいえる 性がメインテーマの作品でした。 装丁や挿絵もテーマにあっている本です。 高校生が性にまっしぐらな話や 妾のような生活をしていた女性の話 田舎で暮らしている少女の話 そして、女性目線からと男性目線からある 遥と照の話です。 遥と照は東京都と田舎と離れている体だけっぽい 関係を続けているけれども、それだけじゃない 何かも続けている関係で、自分には絶対起こらない 世界の話ばかりでしたが読んでいて面白かったです。 どれも、田舎がテーマに出てきて 豊島さんらしいと思いながら読んでいました。 豊島ミホさんは、ちょっと疲れて田舎の実家に帰り 当分執筆もしないという休みに入られるようですが たくさん充電をして、また面白い作品を 書いてくれるのを楽しみに待ちたいなと思います。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2010年01月30日 14時47分19秒
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