『人質の朗読会』 小川洋子
『人質の朗読会』 小川洋子を読みました。小川洋子さんの本は、独特のストーリーと登場人物、雰囲気とかなり特徴のある作家さんで新刊が出ると気になる作家さんです。「博士の愛した数式」なども映画化になっているので有名だと思っていたんですが、普段本を読まない人に何を読んでいるのと聞かれて、「小川洋子」さんと答えたら知らないといわれてしまい、自分のことじゃないのにちょっと寂しい気分になりました。お話は、ひとつの軸に沿う形で短編が綴られる内容でした。まさに、タイトルどおり、「人質」になってしまった人たちの朗読会の内容が、短編になっています。全部で9話です。そして、その全ての話の登場人物はやはり個性的です。最後まで読むと新たな展開何かあるのかと思っていましたが最後まで淡々と朗読会が続いて、そのまま終ったという印象の本です。小川洋子さんの本は、個性的で面白いのでまた読むと思いますが、短編より長編が読みたいなと思いました。最後まで読んでくださりありがとうございます。★ランキングに参加しています♪