ファール
野球部の控え時代、どうやったら試合に出れるか考えたことがある。あいにく打撃力はなく、守備・走塁を売りにするしかなかった。しかし打席で何かこれってのがないかなと・・・そこで思いついたのがこれ。「フォアボール屋」。カットの技術を完璧に身に付けて、きわどい球を全部ファールにすればいいじゃないかと考えた末の結果。実際は意外とカットが難しくてしかも練習が地味で断念したのだが、考え方自体はあってもいい話なんじゃないかなと思う。完璧なファール技術を持つプロ野球選手がいたとしたら・・・打率000.でも規定打席到達(何かの偶然で1回だけ内野安打になってしまった場合、 打率1.000の首位打者もありえる) 満塁で代打で起用される(打点1ゲット)投手が最初から敬遠する(何球投げようがどうせ四球だから)試合時間が長引くため、ファール何球でアウトなんていう新ルールができる(客もひく)などといった数々の素敵なことが起こるかもしれない。たぶんこれは重宝されますよ。ちなみに今年のファール数1位は宮本(ヤ)だそうな。なんだかくせものっぽいにおいがしてきますが、そもそもいいバッターってのはファールを打つのが上手で相手の失投を待つことができる人なんだよね。・・・というわけで「フォアボール屋」を目指した僕は内角球をよけるふりしてあたりに行く「デッドボール屋」になったのでした。完璧ファールカット技術。ものにしてプロ野球を目指す人はいませんか?