広隆寺に詣でる
京都市右京区太秦。ここには、603年秦河勝が聖徳太子から授かった仏像を祀るために建立した広隆寺があります。太秦寺とも呼ばれます。境内にはモーゼの十戒を思わせる「十善戒」の案内板が設置されておりました 殺すなかれ、盗むなかれなど、まさに十戒ですね。参拝客も後を絶ちません。奥の霊宝殿には国宝の弥勒菩薩の彫刻など飛鳥~鎌倉時代を代表する仏像が安置されています。鞍馬の火祭、今宮神社のやすらい祭とともに京の三大奇祭の一つである牛祭も有名です。寺院に祭があるのは珍しく、仮面や飾りつけをしたまだら神が牛にまたがり、仮面をつけた四天王が松明を持って従い、境内と周辺を一巡するなどの祭祀が行われるそうです。このときは紅葉がきれいでした。11月19日に訪れました。