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HANNAのファンタジー気分

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December 31, 2020
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テーマ:洋書を読む(79)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ねずみ年も終わりそうなので、とりあえずもう1回更新しておきます。

  『ネズミの時計屋さんハーマックス・タンタモクの恋と冒険』未訳第4巻の私的あらすじ紹介第5回;

​『バラの香りでほっと一息』​
​​​​​ 第29章 全速力
 ピンチェスターに戻ったハーマックスは、婚約者リンカ、友人ニップとその恋人ビューリス、そしてペットのテントウムシ・ターフルに、ソーニー・エンドでの出来事を語ります。いろいろあった一日、その幕切れが死体の盗難でした。

  「あなたがあの旅館について尋ねるのを忘れたのも、無理ないわ!」とリンカは言いました。

 みんなは、タッカがこの件にからんでいると聞いて、少年リスを心配します。話を聞いたターフルは毛を逆立てた少年リスの絵を上手に描いたので、それを拡大して捜索に役立てることにしました。

 第30章 カモフーラジュ
 タッカは、出席予定のパーティーより前に、金髪巻き毛のカツラにサーカス団長のような変装で、ソーニー・エンドに乗り込んできます。

 第31章 ​ピクニックじゃないのよ
 キリアムはタッカに剥製の毒グモをプレゼントします。タッカはそれをティアラのように頭に飾ります!

 第32章 家族のアルバム
 翌日、ハーマックスはペットハウスの新製品スポータ・ペット(アウトドア用!)にターフルを入れて背負い、リンカとともにドローゼンクィルの家を再訪します。現れたプリムは多忙と心労で悪夢を見ると言います;

  〔夢では〕あらゆることで父が私を責めるの。「おまえとあの本がなければ、プランクは逃げたりしなかったのに!」と金切り声で私を怒鳴るの。

 その本のタイトルは『逃げだしたリス』。プリムは家族写真と探偵事務所からの古い手紙を、資料として貸してくれました。

 第33章 発達不全 (原題 Arrested Development はダンスミュージックのバンド名、また、最近のアメリカの人気TVドラマのタイトル。家族経営の会社にまつわるコメディらしいです)
 借りた家族写真はプリムたちが子どもの頃のものでした。また、探偵事務所の手紙には、アンドローズ・ドローゼンクィルが、放浪生活をしていた長男プランクを更生させるために、当局に逮捕させ、不利な証言をして禁固刑に処させていたと書いてありました。

  「・・・彼のお母さんは、誰が彼を牢屋に入れたかを知るために探偵を雇ったのね。そしてそれは彼の実の父親で彼女の実の夫であるアンドローズだったのよ! 彼女が神経衰弱になったのも当然だわ」

 第34章 パパは何でも知っている (原題 Father Knows Best は1950年代のラジオドラマ)
 ハーマックスたちはドローゼンクィルに会って、長男を逮捕させたのは彼自身だったんですねと言います。

  「で、プランクについてあなたは他に何を隠してるんです?」ハーマックスは詰問しました。
  「出て行け!」アンドローズは言いました。「おまえたちみんなだ! おまえはクビだ!」


 第35章 考えるきっかけ (直訳では「考えるための食べ物」。ハーマックスたちはドーナツなどを食べて話しあっていますからね)
 ハーマックスたちは例のコーヒーショップで飲み食いしながら反省会をし、次の計画を話しあいます。ターフルの絵も見ます--それは家族写真から模写した次男と、老ドローゼンクィルの絵で、二人とも毛を逆立てて怒った顔にしてあります。すると、それは以前描いた少年リスにとても似ているではありませんか!

 物語はようやく佳境へ向かいます・・・そのはずです。





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Last updated  December 31, 2020 01:11:04 AM
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