聖パトリックデー
昨日16日の日記からの続き。娘たちを通して、もっとアメリカ文化や慣習の奥深くを学んでいかないとなぁ...ハロウィンや感謝祭に加え、宗教が絡むイースターやクリスマス、などなど。参加する/しない、参加したい/したくない関係なく、親の私が無知なばっかりに、子供が気まずい目にあうことがなきにしもあらず。というのは、この聖パトリックデー前日16日のお迎え時、娘たちが突然「ショッピングモールに行きたい」と言い出して、しかも先生に「私たち、今からモールに行くのよ。」と話しかけて、まるで決定事項であるかのような状態。「え、なんで?」と聞くと、「緑色のジャケットを買わないといけないから。」って。そりゃ聖パトリックデーが緑色の日っていうのは知っているけど、「あなた達、いつも『ピンクがいい』って、ピンクの服ばっかりじゃないの。緑をわざわざ買わなくたっていいんじゃないの? 行かないよ。」と冷たく却下してしまったのでした。緑の、しかもジャケットなんて買ったってあの子たちが着るわけないじゃん。と内心疑ってた。というか、園から文書でそんなお知らせなかったし。ただのわがままかと思ったし。アイルランドとうち全然関係ないし。 ”したい人だけすれば”みたいなかんじなんじゃないの?と、思ったら...17日にお迎えに行ったら、子供たちも先生もみんな見事に緑色のシャツ着てました...うちの娘以外。(あ、多少”服の一部分が緑色”って子もいたけど)しかも、ふだん私はお迎え最終時間の30分前とか、ひどい時はぎりぎりセーフくらいのタイミングで行くので、たいていうちの子以外一人か二人しか残っていなかったり、ぎりぎりだと最後の子供だったりするんだけど...この日はたまたま「早めに行ってびっくりさせてやろう」と思って、1時間以上前に行ったら七、八人くらい結構残っていて...みんな緑色でキメていました。グワーン!!先生の一人に「緑色じゃなかったんですけど...」とおそるおそる言うと、「別にいいのよ。」って言われたんですが...さらにダブルショックなことに、夜この日記を書くためにWikiをよーく読んでみると、「民族にかかわらず、この日は多くの人が緑色のものを身につけてお祝いする。緑色じゃない人はつねられる(pinchされる)風習もある」原文: Americans celebrate the holiday by wearing green clothing. Many people, regardless of ethnic background, wear green-coloured clothing and items. Traditionally, those who are caught not wearing green are pinched.なんですって?!ガガーーン!! つねられたのかなぁ?さすがに園児相手にギューッとしないとは思うけど...。つねられなかったとしても、みんな緑なのに一人だけピンクだったらさぞ浮いてたろうよ(うわーん。泣)。そういえば昨年、ボストンレッドソックスがチームカラーと全然違うのにわざわざ緑色にBって書いてある帽子を特注して、オープン戦でみんなでかぶっていたよ確か。そんなに大事な行事だったとはつゆ知らず。”文書が来てないから却下”って、わたしゃ官僚かっ?! あんなに必死で「モールで緑色のジャケット~」って言ってたのに...ほぼ毎日彼女たちが連呼している「帰りにドーナツ食べた~い」っていうのと同じレベルで扱ってしもうてゴメン。来年は緑色のTシャツ1枚ずつ買ってあげるからね~~!! (先月、アメリカの子供特有のバレンタインの祝い方をなんとか無事にこなせただけに、よけいショック&ガッカリが大きかった...。これは園からお知らせ文書が着てたので、準備する余裕があった面もあるけど)