カテゴリ:実は美味しいイギリス料理
イギリスのごはんって、とかく「まずい」「美味しいものがない」と言われがちですが、美味しく作れば美味しいものだろうと思っています。ブリティッシュパブのフードメニューは美味しいですものね(海外サッカーはセリエAやブンデスよりもプレミアが好きなので、イギリスいずれ行ってみたい!)。
そんな訳で、たまに「食べたいなー」と思いついて作ってみるイギリス料理。 今回はこれでした。 ![]() ◆Baked Beans on Toast いんげん豆のトマト煮はヨーロッパ~中近東の国々で好んで作られるため、我が家でも他国の料理に合わせてわりと頻繁に登場しますが、英国式の特徴は「ややジャンキーな甘めの味付け」。そもそもジャンク・フードの一種なので、お上品に作るものではないらしいです。 一度、輸入食品店でイギリスのベイクド・ビーンズの缶詰を買って食べてみましたが、相当甘い!ケチャップの甘さのほかに、メイプルシロップっぽい感じの、舌に残る甘みを感じました(ひょっとしたら単に人口甘味料かも^^;)。でも、それがクセになるんだろうなというのもわかる気がします。 そんな訳で「舌に残る甘さ」を意識して作ってみた今回のベイクド・ビーンズ。トーストも、イギリス式を意識して薄めにカリッと焼きました(6枚切りの食パンを冷凍し、半解凍ぐらいの段階で厚さを半分にし、1/6サイズに切り分けました)。 ![]() ダンナさんの感想。「あっ、これウマーイ ![]() ![]() いひ ![]() 今回意識したのは“baked”感を出すこと。オーブンは使っていませんが、仕上げの段階で火を強めて汁気をきっちり飛ばし、煮汁の甘みを豆にしっかりコーティングしました。味がしっかりつくだけでなく、こうすることで豆のホクッとした感じも引き出されます。缶詰ではそんな訳には行かないですが、お家で作るならやっぱり美味しく作りたい!思った以上に大好評でした ![]() 作り方です(これも3年ほど前に一度アップしていますが、今回はパワーアップ版で!)。 ≪お家で作るととっても美味しい!イギリス式「ベイクドビーンズ・オン・トースト」≫レシピ:2人分 1) いんげん豆(乾燥)1/2カップはかぶる程度の水に6時間以上つけて戻し、その水ごと火にかけて沸騰したら水を替え、煮立つまでは強火、その後弱火で20~30分、柔らかくなるまで煮る(缶詰のを使う場合はこの工程は省略)。豆の茹で汁は使うので捨てないでください。 2) 玉ねぎ1/4個は粗みじん切り、にんにく1/2かけは切り目を縦横に入れ、オリーブオイル少々を敷いたフライパンで炒め、玉ねぎが透き通ってしんなりしたらホールトマト1/3缶をつぶしながら入れ、ローリエ(小さめのもの1枚、大きい葉は半分にちぎる)を加えて少しぐつぐつさせ、余計な水分と缶臭さが飛んだらトマトケチャップ大さじ1、三温糖(または普通のお砂糖)大さじ1/2を加える。 3) 2)のソースに1)の豆と、かぶる程度の茹で汁を加えて最初は蓋をして弱火で7分ほど煮、水気が1/3くらいになったら蓋を取って火を強め、余計な水分が飛んでソースが豆に絡むよう混ぜながら加熱。水分がなくなって豆がホクッとした感じになったらベイクド・ビーンズのできあがり! 4) 市販の6枚切り食パン1枚の厚さを半分にし、大きさを6等分してカリッと両面をトーストし、ビーンズに添えてできあがり!トーストに豆をのせて召し上がれ♪ ★豆を煮る工程はオーブンで焼いてもOK。その場合も最初は蓋をして、仕上げは蓋を取って焼くとホクッとします。ギリシャ式のベイクド・ビーンズの作り方をご紹介していますので、参考にどうぞ。 ★缶詰を使う場合も、茹で汁の調整同様缶汁を使って調整してください。いい感じのとろみがつきます。 本来は朝食メニューとして目玉焼きやソーセージと一緒に食べられることが多いらしいベイクドビーンズ・オン・トーストですが、このときはブランチの一品として作りました。全体メニューはこんな感じ。 ![]() おなじみフィッシュアンドチップスと、魚の旨味を効かせたホワイトソースが美味しいフィッシャーマンズ・パイ、他の2品もきっちり英国式! ![]() ![]() 今回のフィッシュアンドチップスには鱈と、たまたまスーパーで目についた「さめ」を使いましたが、とっても美味しかったです。鮫って臭みとブヨブヨ感があるので煮付けのイメージが強いですが、下処理をちゃんとすれば臭みは完全に抜け、揚げても身が崩れず美味しいんだなと新発見!とっても美味しい英国ブランチでした。 うーん今日もとっても美味しかった! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ↑ ↑ ↑ 3種類のランキングに参加しています。 順位が上がると、より多くの方々にご覧頂くチャンスが広がります! 本日もポチッと応援、お願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.02.12 09:33:57
[実は美味しいイギリス料理] カテゴリの最新記事
|
|