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ワインと料理

ワインと料理

マリアージュ

食事とワインとのかかわりはフランスやイタリアなどのワイン文化先進国では
長い歴史のなかでつちかわれた美食学(ガストロノミー)が発達し
料理のさまざまな要素とワインの特性を考慮した組み合わせがあります。

ワインはその自然な風味と他の酒類に比べ圧倒的に豊かな酸味、渋みなどの
成分の働きにより料理を美味しくする飲み物です。

産地ごとのヴァラエティー豊かな味わいが個性あるさまざまな料理に対応し
相互に美味しさを高めあう。

これをワインと料理の マリアージュ(結婚)というのです。

ここでは簡単に日常料理(食材)ワインについて
のせてみました。

1)ワインの色と料理の色を合せる 2)鶏肉をそれぞれのパターンで調理 3)味付けで注意すること 4)ワインで刺身を美味しく食べるコツ
5)貝類に合うワイン 6)焼き魚とワインを合わせるコツ 7)相性の良い焼き魚とワイン 8)肉料理には赤ワイン
9)牛の霜降り肉に合うワイン 10)とんかつに合うワイン 11)牛肉のタタキは白ワイン?赤ワイン? 12)鍋物にあわせるワイン
13)すき焼きに合うワイン 14)焼肉に合わせるワイン 15)中華料理に合うワイン 16)季節に合った楽しみ方

1)ワインの色と料理の色をあわせる

グリーンタイプ
柑橘類のさわやかな香りのするイエローの
グリーンがかった若草色。
(ハーブなどを使った グリーンに近いイメージの料理

B) イエロータイプ
甘い果実の香りがするイエローの濃い
黄金色のもの。
( 黄色い料理とあわせる)

C) ロゼタイプ
( オレンジ系の料理とあわせる)

D) ライトレッドタイプ
比較的明るい赤( 明るい茶系の料理とあわせる)

E) ダークレッドタイプ
濃く黒味を帯びた赤( 濃い茶系の料理とあわせる)

2)鶏肉をそれぞれのパターンで調理

A) グリーン
鶏肉を蒸して細かく裂きクレソンなどとあえ、
ライムとオリーブオイルをかけてサラダ仕立てにします。

B) イエロー
鶏肉を卵に付けてピカタ風やパン粉を付けてバター焼きにします。

C) ロゼ
鶏肉を香ばしくローストするかソテーしてトマトソースで食べます。

D) ライトレッドタイプ
しょうゆ味やオイスターソースを利かせた
中華風やから揚げが合う。

E) ダークレッド
赤ワインで煮込んだシチューや
地鶏のすき焼きなどがあう。

3)味付けで注意すること

一番大切なことは塩味。


・・・新鮮でよい素材に、美味しい塩をあわせ
シンプルに調理すること。

素材のよさが塩によって引き立ち美味しくなる。

★ワインを飲むとき普段より塩が強いと
美味しく飲める。

4)ワインで刺身を美味しく食べるコツ

★例えば美味しい塩だけで食べること。
素材本来のもつ甘味や旨みそして香りを楽しむには
やはり塩味と酸味がポイント。

★白身魚やタコ、イカなどを食べている時にワインを
飲むのであれば酸味はワインの中にすでにあるので
後は塩味を加えてあげる。

このような場合は酸味がさわやかで
フルーティーなタイプの白ワイン。
(例えば・ロワール地方のミュスカデサンセール
が合います。

またわさびのかわりの黒こしょうを使ったり
マヨネーズをしょうゆに加えたりすると
赤ワインにも合います。

5)貝類に合うワイン

★一般的に貝類は磯の香りと表現される
ヨード臭が<強い素材。

このヨード臭は本来ワインにはない香り。

ただ、海岸近くの海洋性石灰質が多い土壌から
生まれた比較的軽い白ワインは後味にほんのりと潮の風味、ほのかな塩味が感じられます。

例えばロワールのミュスカデ、ボルドーのアントゥルドゥーメール
軽めのグラーブイタリアのソアーヴェフラスカーティ
ヴェルデキオなどがそれにあたります。

このようなワインは貝類に合わせやすい。

また、貝を焼いた場合は風味がより増しますので
ブルゴーニュの白ワインの持つ湿った石灰や火打石
(特にシャブリ)のような香りやシュールリーなどの
熟成香(特にミュルソー)などが
貝の風味をより芳香にします。

6)焼き魚とワインを合わせるコツ

焼き魚にはレモンやスダチを良くあわせます。

これは酸によって魚の旨みや甘味が潜在的にあり、
塩味に焼けて焦げた苦味が加わり酸味を加える
ことにより(五味)が完成しバランスがとれておいしくなる。

ただフレッシュなレモンの酸は強すぎ淡白な魚の味は
その収斂性に勝てずにレモンの味に寄りすぎてしまう。

そこで強すぎない酸は何かと言うとずばりワイン。

ワインを焼き魚と合わせる場合、
レモンを絞ったところにワインを飲むと
酸味が強すぎるのでレモンはかけないほうがいい。

7)相性の良い焼き魚とワイン

A) サーモン
・・・油の香りはソービニヨン種のハーブの香りと良く合う。
(例・・・ロワール地方、プイィ・フュメサンセールetc・・・)  

B) ブリ
・・・・油の具合から辛口のロゼ、またはブリの焼けた香りにブルゴーニュの白黒
こしょうを振り掛けると軽い赤
(例・・・プロヴァンスロゼムルソーボージョレーetc

C) マダイ
・・・火打石といわれるミネラルの香りと
マダイの香りがマッチする(例・・・シャブリ一級クラス築地直送活け締め「祝い鯛」 1.5kg前後

D) スズキ・ニジマス
・・・リースリング種のドライなタイプ。スズキ(活〆・大)

この品種特有の(重油香)といわれるミネラル香が
魚の風味に良く合う。
(例・・・アルザスリースリング

E) ギスカレイ
・・・余韻にほのかな海の塩味を感じる軽快な白ワイン
(例・・・ロワールミュスカデ、イタリア・ソアーベフラスカーティ

F) アユ
・・・腹部の旨みと何をあわせるかがポイント。子持ち鮎甘露煮

シャンパーニュの旨みの豊かさが
複雑味のアユの焼けた香ばしさにマッチする。

またボルドーなど木ダル熟成による白ワインも
ハーブの香りと木樽成分の苦味や香ばしさが合う。

8)肉料理には赤ワインと言われるのはなぜ?ジゴンダス[1995]<E.ギガル>


鹿や猪など野獣肉には特有の香りがあります。 


また羊や山羊の肉にも独特のかおりがします☆
この香りを引き立てるのはスパイスです。
となるとあわせるワインはスパイス香を含んだ
赤ワイン
となります。


しかしそれは焼きっぱなしの場合に限ってであり、
大切なことは料理です。


魚と同様にまず固定観念を捨て
食べる人が合うと思えば赤でも白でも
それがベストマッチです。

猪肉
いのしし ハム
鹿肉
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羊肉
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牛肉
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9)牛の霜降り肉に合うワイン

一般にロースは脂肪分があるので赤ワインも渋みの強い
タイプに合うといわれます。

日本の霜降り肉は質が高ければ高いほど
脂の割合が多くなりしたがって赤ワインより
白ワインのボリューム感のあるしっかりした
タイプがあってきます。

これは脂肪の固まりであるフォアグラと
赤ワインが合わないのと同じ理屈で赤ワインの
スパイシーさがフォアグラの繊細さを
引き立てるのは難しいからです。

フォアグラにもボリューム感のある白ワインが
合いますので同様に霜降り肉でも塩、胡椒だけで
焼いた物ならばブルゴーニュの白ワインカリフォルニア
オーストラリアのシャルドネなどが美味しく思えます。

尚、赤ワインの要素があるソースで食べるのであれば
赤でも美味しく感じられます。

10)とんかつに合うワイン


ヒレかつなら、塩とレモン、マスタードで食べる方法。


そしてやや軽めのブルゴーニュの白などを合わせると良い。


トンカツソースで食べる場合、
ソースの中にたくさんのスパイスが
入っているので赤ワインを合わせると良い。

コート・デュ・ローヌやボルドーのメドック地区の赤ワインが良い。

ブルゴーニュの白
コート・デュ・ローヌ

メドック地区赤

11)牛肉のタタキは白ワイン?赤ワイン? 

例えば牛のたたきでキュウリを巻いて
わさびしょう油で食べるのであればハーブである
わさびが利いて 白ワインに合いやすくなります。

肉質の鉄分の香りが割りと強いのでその香りを 美味しい和牛たたき100g
生かすのであれば 赤ワインがいいと思います。

このように同じ牛肉のタタキで
合わせるわさびしょう油なら 白ワイン
豆板醤なら 赤ワインというようです。

12)鍋物にあわせるワイン

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ポン酢で食べる鍋には酸味のさわやかな
ドライタイプの白ワインが合い

寄せ鍋やおでんのように少し甘めのダシで
味付けした物はロゼダンジュのような
甘口のロゼが合う。

また、ゴマダレで食べる鍋料理には
まろやかでクリーミーなブルゴーニュの白
カリフォルニアオーストラリアなどの
シャルドネが合うでしょう。

13)すき焼きに合うワイン 極選和牛肩ロースすき焼き(300g)

赤ワインが合います。割下に 赤ワインを加えるとさらにワインに合って美味しくなります。

すき焼きというより即席の赤ワイン煮といった感じ。

そして肉の脂の具合で赤ワイン
渋みの濃さを調整する。

赤ワインを楽しむ場合は卵はあわせないほうが良い。

14)焼肉に合わせるワイン

赤ワインが一般的。 黒豚カルビ  ・2人前 (200g)

酸味の強くないボリューム感があってスパイシーなタイプ。

例えばチリ南アフリカオーストラリアなどの
カベルネソービニヨンがいい。

1000円前後で買える良質なワインが出回っている
ので焼肉にはおすすめ。

15)中華料理に合うワイン

餃子や、春巻き、チリソースには
タベルなどの 辛口ロゼ

マーボー豆腐やチンジャオロースなどのしょう油の濃い味。

オイスターソースなどは 赤の軽いタイプ
またはバンバンジーや鶏のカシューナッツなど
ナッツ風味にはカリフォルニアのシャルドネのナッツ風味の白。

ホタテやえびのブイヨンで調理した物は
ボルドーの白が合う。

豚肉の独特の脂の香りにはボジョレーや
コート・デュ・ローヌなどのワインが持つ
甘いスパイスの香りがピッタリ。

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