-本-『Long Way Round / ユアン マクレガー大陸横断バイクの旅 』
『Long Way Round』【 ユアン・マクレガー初の75万部のベストセラー本! ユーラシア、アメリカ両大陸を108日間・32,000キロをバイクで激走した冒険ドキュメンタリー 】アメリカ、ヨーロッパで75万部突破の冒険ドキュメンタリー待望の翻訳化!本との連動企画「ユアン・マクレガー 大陸横断バイクの旅」がWOWOWにて2007年8月に放映され、好評を得た。UNICEF推薦書。「僕の人生を変えた旅」(ユアン・マクレガー)マフィアとの遭遇、国境越えの困難、ひどい食事、バイクの故障、怪我などアクシデントが尽きないスリリングな展開!俳優ユアン・マクレガーが親友のチャーリーとともにロンドンからニューヨークまでバイクで走破した冒険ドキュメンタリー。カザフスタン、モンゴルなど道なき道を突き進む。ずっと読みたいと思ってた本。今更日本語版が出ていたことを知りました。非常に興味深く楽しく読んだ。旅行好き、バイク好き、冒険好き、日常から離れてみたい人、みんなが興味を持てる内容だと思う。ユアンとチャーリーが交互に綴る日記形式の一冊です。二人の人柄が出ていて、とても正直に気持ちが書かれていて清々しい。文字だけなのに、目の前に情景が浮かんできます。旅行というより本当に冒険で、道無き道を進んで疲労困憊する様子に一緒に疲れたり、ドキドキしたり、感動したりします。運が悪かったら、2人とも3回くらい死んでると思う冒険です。世界にはいろいろな知らない場所があるなぁと思う。銃所持が当たり前の街。未来に希望の持てない街。廃墟と化したシベリア。遊牧民が自由に生きるモンゴル。その反面、首都ウランバートルでは見放された子供たちが下水に住んでいたり。考えさせられることも多い。辛いことも多い冒険だけれども、地元の人とのふれあいに心あたたまります。 この世界一周の冒険で求めていたものがすべてあった 誰もがみな、快く僕を迎えてくれた。 バイクに乗ったオビ=ワン・ケノービだからではなく、 ただの通りすがりの旅人として、 純粋に僕自身を受け入れてくれたのだ -本文よりユアンの言葉バイク3人旅(ユアン、チャーリー、カメラマン)で撮影隊がいるわけではないのでユアンが誰なのか気づかない(そもそも知らない)人も多い。それでも困ったときにはどこからともなく誰か現れて助けてくれたり、人の元は善だなと感じます。1冊を通じて、ユアンの人となりも感じました。とにかく愛妻家で家族思い。子供好き。争いは好まず穏やかで仲裁役、人当たりが良い。内省が多いタイプ。意思が硬いけれど、別の道が正しいと思えばそちらに向かえる。最後のほうで、自分を車で轢いた相手がまだ17、18歳の子供だとわかると自分より相手の心配をしてて、翌日に電話までしてる(チャーリー談)。お人よしすぎるところもあるけれど、だから行く先々でみんなに好かれるのかなぁとも思います。あ、あと、なんでモンゴルから養女を迎えたのかもこの本で分かりました。実際の旅の映像もすごく見たくなりました。WOWWOWの放送を逃したので、DVD買っちゃおう!