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カテゴリ:読書
今回は先日三省堂書店で購入した本の一部を紹介したいと思います。 タイトルは表題にあるとおり「JAL崩壊~ある客室乗務員の告白」です。 ![]() この本は、現役・OBを含めた複数の客室乗務員等のグループが実際に経験し、見聞きしたことを明らかにするために書かれた本だそうです。 その内容はJALの株主「だった」私にとって、あまりに衝撃的な内容が多く、怒りに震えながらページをめくったことは最初に言っておきたいと思います。 まず、悪夢の始まりはJASとの合併だという内容から始まるこの本。 無能な機長が高給をとり、処遇を巡って我がままの限りを尽くす実態。 (パイロットの生涯給与は約9億円にも上るそうです) そのパイロットが国際線では自動操縦なのをいいことに週刊誌を読んだり寝たりしている事実。 更に非番の移動にファーストクラスを要求し、それが叶わないとゴネるパイロットの話。 経営陣が為替や燃料の調達をヘッジしたことによる巨額の損失 CAを統括するマネージャー(管理職)の人望のなさ。 組合の役員を経験しないと出世できないシステム。 悲惨な契約スチュワーデスの実態。 裁判大好きな組合の存在。 まだまだ枚挙に暇がありません。 こんな会社を「株主」として応援していた自分が恥ずかしくなるほどです。 もちろん、この本は匿名で書かれたものなので、どこまでが真実なのか、あるいは真実だとしても誇張はないのか・・という疑念は残りますが、こうして本として出版されているところを見ると、この本に書かれている内容は事実とそれ程かけ離れていないと想像はできます。 でも・・JALの飛行機に乗った時いつも思うのですが、CAの皆さんの働きぶりには頭が下がるようですし、JALが「崩壊」する前に乗った時、名指しで「搭乗のお礼」を言ってくれたCAの真摯な表情は、今でも忘れることができません。 JALが1人前の会社としてちゃんと再建できるのか、どこまでできるかわかりませんが、彼女のような社員がいるという事実は変わりませんので、出来得る限りこの会社を応援したい・・とは今でも思っいますね。 本当に頑張ってほしいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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