10年後の8月か・・・
はーいどうも吉田ですよー。もうすぐ8月も終わりですねー。8月といえば吉田は夏休みの宿題にもがき苦しんでいる思い出とZONEのこの曲が思い出されます。俺はこの曲が好きでしたね。ただ、好きというのだけではなく、自分もこの歌詞の通り夏の終わり8月に転校で好きな人と会えなくなって10年後の約束こそしていませんがなんかこの曲聴いた時ものすごく、ものすごく涙と鼻水たらした思い出があります。少しだけ誰得な俺の昔話でもしてみたくなってきたので、話してみましょうかね。俺は親の都合で何度か転校する事が多かった。この学校に転校してきてもどうせまた転校するから仲良くなってもどうせ別れるんだから、仲良くならずに友達も作らずただその日その日を機械的に過ごそうと小学5年生ながら思っていた。転校初日に先生から紹介されみんなにあいさつ済ませた後、転校生の俺にみんな群がって「どこから来たの?」「これからよろしくね」とかなんやかんやでモテモテだったけどこんなの何回も経験しているので機械的に流したんだけど、俺はなぜか少し席の離れた一人の女の子が気になった。非常にこちらを気にしてチラチラ見てくる。俺はその女の子の視線を感じる、その子はチラチラこっちを見ている。そりゃ転校生だから気になるよなー。でも他の子の視線はもうないけどその子の視線は授業中もその後の授業中もビシビシ感じていたし、何度か目が合った。俺は自己紹介がてらにその子に近づいて挨拶をしてみた。「僕の名前はもう知ってるよね。君の名前は?」「・・・・。」その女の子は返事はしなかったどうも急に話かけられてビックリしたのと照れていたような感じ丸出しで馬鹿な俺でも無視されてるとは感じなく、なんか、この子可愛いなと思ってしまった。それが俺の最初で最後の恋の始まりである。それからしばらくたった日の事学校の帰りにたまたまその女の子が一人でいたので勇気をふりしぼって「一緒に帰ろう」と声をかけてみた。「・・・・。」やっぱりその女の子は返事をしなかった。そして俺は顔を赤らめてその場からダッシュで家に帰った。そう、俺はその女の子を好きになったけど会話はしたことがない。俺から話かけた事は何度もあるけど返事はいつも返ってこない。今思うとその時の俺は猛烈馬鹿なのでその子はきっと照れていると勘違いをしていたようだ。いつかあの子としゃべりたい、どうしてもあの子の心を開かしたい!あの子に注目されたい!いつのまにかそれが俺の目標であり生きがいでいた。それから自然と俺は目立つような行動をよくするようになっていた。いわゆるクラスに一人にはいるおもろい奴って感じだ。そして学校の帰り道、急に大雨が降ってきた日があった。俺はちょうど傘をもっていたんだがその女の子は傘をもっていなかったようで、仕方なく雨の中テクテク歩いていた。俺はその女の子と相合傘して帰りたかったが、話かけても返事が来ないのはわかっていたのでどうせ無言で断られると理解していた。だが、俺はその子が雨の中をテクテク歩かせるのはしたくなかったので俺がその子に近づいて大きな声で「あーなんかこの傘の柄が気に食わないなー。いらねーなーこの傘捨てようっと」何を思ったのかそのまま傘を渡せばよかったのにテレがあってこんな事を言ってしまいビニール傘をその子の前に置いて顔赤らめて雨の中ダッシュで家に帰った。次の日の朝学校へ行く途中俺が傘置いた場所にそのまま傘が置いてあった。その子はその傘を使わずに帰ったようだ。泣いた。馬鹿な俺はようやく気づいた。今まで返事がないって事は照れているんじゃなく嫌われてるという事に。しかし、俺は馬鹿なのでそんなことは気にしなかった。嫌われてるんだったら好きになってもらえばいいじゃんと。ものすごくポジティブ精神旺盛だった。そしてしばらく時は流れその女の子が髪の毛がだいぶ伸びてきたので俺は無視されるの覚悟で「髪の毛だいぶ伸びてきたなー、そろそろ切ったら?俺ショートヘアが好きなんだ」とその女の子に言った。もちろん返事はなかった。が、しかし次の日に事件は起こった。なんとその子はショートヘアにしてきたのだった。たまたまなんだろうけどマジでびびった。おしっこちびりそうになった。その女の子の友達も一緒にショートヘアにして来て、その友達の子が俺の好きな子と一緒に来て俺に「どう?似合うでしょ?」と言ってきた。俺は俺の言ったことに反応してくれて無視されてない!とめちゃくちゃうれしかったけどなぜか小学生特有のテレがあって「べ、別に。」と言ってしまった。その子はすごく残念そうな顔していたのが今でも覚えている。今でもなんでこんな事いったのか素直に喜べばよかったのにマジで後悔している。それから小学校を卒業し、中学にあがりその子とはクラスが別になった。ただでさえ、嫌われて避けられてるのにクラスが離れてその子に会えないピンチな俺にとどめの事件が来た。そう、俺の転校である。夏に引越しするからと親にいわれた。今まで転校に慣れていて今まで機会的に学校生活を送り、何の感情のないまま転校を繰り返した俺だが俺は初めて転校したくない!!友達とはなれたくない!あの子に嫌われたままじゃ嫌だ!俺が今までになかった学校の楽しさ、生きがいというものを教えてくれたあの子に嫌われたままじゃ絶対に嫌だ!このまま転校していったら俺という存在が忘れられるそんな事は絶対に嫌だ!と心がはちきれそうな思いで一杯だった。泣いた、めちゃくちゃ泣いた。俺はそれから大好きなみんなから忘れられたくない一心でさらに目立つようなことしてみんなの思い出の1ページに俺がいるということが目標になりただひたすらに、がむしゃらに毎日をすごしていた。それからしばらくした後 廊下であの子とすれ違った事があって、初めてその子から声かけられた「将来総理大臣になるんだって?wププッw」小学校の卒業文集のことだ。将来の夢という内容で俺は総理大臣なるって書いた。初めてしゃべってくれたことで俺はめっちゃ嬉しかった。嬉しすぎて頭がパニックになりテレてしまい「う、うるせー」と言ってしまった。顔はめっちゃニヤケテたと思う。これが最初で最後の会話である。そうしてそんなこんなで夏が来て1学期が終わりお別れ会も済ませ学校ともおさらばし、引越しまでもうちょっとになり、近所の夏祭りの花火の日がやってきた。俺はこの日あの子に告白しようと決心していた。今まで13回ぐらいその子に告白してきたがいつも返事はなかった。これが最後の告白である。特にその子と待ち合わせもしてなくその子もきているだろう、探したら見つかるだろう。とそんな軽い計算だった。屋台も多く人が一杯でなかなかその子は見つからなかった。そんな中打ち上げ花火が始まった。この夏祭りが終わってしまうともう本当にその子にあえなくなってしまう。今までの思い出が頭をよぎる、そういえば女の子が髪切る時ってフラレタ時か好きな人の髪型に合わす時のどちらかだろう、もしかしてあの時あの子俺の事が好きだったんだろうか、今まで返事しなかったのは俺のこと嫌いじゃなくて本当にテレてて返事できなかったのだろうか。どちらにせよ俺という人間をこのまま忘れてほしくない!俺が本当に言いたかった「ありがとう」の一言が言えなくなってしまう。汗だくになりながら走り回って探しまくった。涙が汗と一緒になって顔がびっしょりになりながら最後の打ち上げ花火が始まった。それはそれは綺麗な打ち上げ花火だった。この花火、どこかであの子も見ているんだろうなぁ、俺もこの花火みたいにあいつの思い出にでっかく輝いて消える花火だったのかなぁ。そう考えると涙が枯れるほどに、ものすごく涙がでたのを今でも覚えてる。結局その日は会えなかったんだけど「好きだ」とはもう伝えてるし、家もそんなに遠くないから10年後ぐらいにどこかで会えるだろうとおもった俺の初恋。とかいう設定の初恋だったらいいんだけどなぁ。初恋?んなもん覚えてねーやwおまけ本当に10年後の8月に限定復活し、10年後のこと書いた 「約束」