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カテゴリ:葦澤美也子(Sereno)
葦澤です。
昨日の、 運動会にはまさにうってつけの秋晴れのもと、 長女の中学生活最後の運動会が終わりました。 ああ、これで、 彼女の「運動会」は最後だな、と思うと 感慨深いものがあります。 (きっと来年からは体育祭とか○○祭とか 呼ばれるものになるのでしょう) * * * 長女の通う中学校は本当に人数が少ないので どの競技もほぼ全学年一緒に行います。 (100m走だって、気をつけて見てなきゃ あっという間に終わっちゃう!) なかでも全校男子による組体操は毎年のハイライトで、 その競技中の4段タワーを成功させるために、 毎年みんな必死に練習するんだけど。 今年は練習中、一度も成功しなかったらしいのです。 で、「成功させるゾー」という気合いで臨んだ本番だったのですが。。。 やっぱり何度やっても成功しない。 3回目が崩れたあたりから、 みんなだんだん心配になってきました。 今年は成功しないまま終わりになるのかな、と。 が。 女子たちも、観客も、ハラハラしながら見守る中、 6回目か7回目の挑戦で、 見事成功しました!! 通常なら15分~20分で終わる組体操が、 なんと今年は50分かかった! それをやりきって、今まで出来なかったことを成功させたこと。 やりきりたい、という子どもたちの意志を汲んだ学校の先生たち。 「諦めるな!」「がんばれ!」「焦るな!」と観客席からとぶ声援。 秋晴れの空の下、そこにいた全員が、成功を喜んでいる姿。 3年男子の母たちは「成功してよかった!」とみんな大泣き。w どれをとっても、 長女が自ら選んで通った、 この中学校らしい運動会でした。 * * * 30分。 って、どのくらいの長さなんだろう。 一生の中では、きっとほんのちょっとの時間のはず。 でも、14~5歳の彼らのために、 運動会の本番のさなか、それを待ってあげることって なかなか出来ないことなんじゃなかろうか。 こういうときの時間って、 時計がはかる絶対的な時間の長さとはどこか違う。 それがわかる大人がいること、 それを大事にしてあげられるだけのゆとりがあること。 「この学校でよかった」って、 そこに居合わせたたくさんの人が思っていることがわかった。 そんな空気感も。 長女が、充実した日々を送っていると感じられる理由だし、 次女がまた、この学校に通うことを選ぶ理由なんだろうな。 と、思いました。 * * * 娘の組は5点差で辛くも勝利を逃しましたが、 どちらの組も、満足いくまでやりきったといういい笑顔をしていて。 このひと月の練習の疲れやら、いざこざの不満やらなにやら みんな吹き飛ばしたかのような満面の笑顔で 「本当に楽しかった!!」とアツく語る娘を見て、 本当に素敵な思い出になってよかったね、と思う母なのでした。 子どもが成長する瞬間に、 大人がきちんと向き合い、立ち会えば、 子どもたちはきっと、いくつになってもきちんと、 それを目の前で見せてくれるものなんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 5, 2008 02:55:03 AM
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