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悠学日記

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岩本 悠

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2020.05.03
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2年前、3人目の子どもが生まれた頃に書いた
子どもたちへの贈り物と題した以下の文章。

奇しくも社会全体が、平時から有事へ「越境」し、
「逆境」に直面している今、改めて読み返し
身が引き締まるとともに、勇気をもらった。

::::::::::::::::::::::::::::::::

       
     
子どもたちへの贈物/3つの体験 

 

我が家に3人目が生まれた。
AI(人工知能)やらソサエティー
5.0だの言われるこれからの時代において
の子どもたちにしてもらいたい体験は何かを改めて考えみた。 


 

一つは、「逆境である
きつい、厳しい、苦しい、嫌いに代表される苦境。ある種の修羅場体験
人は、飾ったり格好つけたりしていられない困難な局面に立ったとき、
本能があらわれ、本気になり、今までの「限界」を超えた力を発露させたりする

失敗、挫折、苦悩、理不尽、板挟み…その時はつらい、
涙も出るような瞬間を乗り越えていった先に
フニャフニャ、チャラチャラではない、
どこか凛とした、骨太で、粘り強さと逞しさを人は醸し出していく。
できれば逃げ出したい逆境に入ったとき、「なんで自分が」と恨むのではなく
「これは与えられたチャンスだ」などと考えられるようになると、
逃げ腰ではなく、試練と正対する勇気も湧いてくる。
「艱難汝を玉にす
」「若い時の苦労は買ってでもせよ」とは、よくいったものである。 


 

もう一つは、「越境」である
自分にとって居心地の良いテリトリーを越えて、異文化に入ること。
既知の範囲から未知の領域に足を踏み入れること。
異分野での新たな挑戦や、国境を越えたり、異郷、辺境に入るような旅や留学など

予定調和を越えた想定外を幾度となく体験することを通して、
自分にとっての「当たり前」「常識」が問い直され

既存の価値観、固定的な見方・考え方が揺らぎ、自己の再発見、再構築につながっていく

その繰り返しのなかで、しなやかさや柔軟性、受容力が育まれる。
特に、同じことが良いことで違うことが悪いことかのように感じる
同調圧力が強い環境においては、
越境すること、越境してもらうことの教育的効果は極めて高い。
越境するだけでなく、越境を受け容れていくことで、
多くの葛藤や衝突を経て、同質のものにすり寄る同調性だけでなく、
異質なものと対話し協力しあえる協働性が育まれていく。
越境を受容することは、社会に開かれた教育環境、
多様性に寛容な土壌をつくることにもつながっていく

かわいい子には旅をさせたい。
「かわいくない」子も受け容れていきたい。
 



 

三つ目は、「熱狂」である
情熱をもって無我夢中で取り組むこと。
興味関心の探究から生まれやすい、寝食や時間を忘れて没頭する忘我体験。
やっていることと自分との「境」が消えるほど今ここ目の前への没入

湧き上がる好奇心や止むに止まれぬ冒険心、危なっかしい使命感や狂想などからくる、
蒸気が立ちのぼるような熱量、高度な集中。
周囲が考える「一般」や「普通」「バランス」といった枠を超えた
甚だしいレベルの行動。
周りを不安にさえするほどのプロジェクトや創作、探究への傾倒

こうしたのめり込み
体験を通して人はバイタリティーや生命力を増強させていく。 



 

これらの、ときに痛みも伴う非連続で飛躍的な成長機会、
言い換えれば一皮むけるような脱皮体験を小さくても積み重ねていくことで、
どんな状況でも活き活きと前向きに生き抜く屈強な若者に育っていってほしい。
そのためにも、自分自身が逆境、越境、熱狂を前向きに歓迎しながら
学び続ける大人でありたい。
 


::::::::::::::::::::::::



今の自分には、
冷静な「熱狂」 
という新たな地平が
求められているかもしれない。










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Last updated  2020.05.03 14:08:22
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