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2023/03/08/水曜日/いきなり春
先週土曜日 ハリー・ポッターと呪いの子 を観に 出かけた。 地下鉄3b出口からは、既に雰囲気盛り上がり ![]() ↑このオブジェこそ、今回の狂言回し ![]() あらー、ドラコ・マルフォイが宮尾俊太郎さんでは なくて残念。だけど松田慎也さんももちろん素晴らしい。 マルフォイ親子のキャスティングは映画のイメージとよく重なる。 よく重なるといえば、ガンダルフじゃなかったダンブルドア先生役の福井貴一さん、実に素晴らしい言葉の確度。 この人でなくてはダンブルドアはできない、と見る側を首肯させる。なのに!な、な、なんと。 一人三役を演じていたとは!しかもスネイプ ダンブルドアとスネイプ、真逆のようでいて その共通項をハリーが舞台上で開示するのだけど いやはや今回の驚きは福井貴一さんだったかも。 彼の他のステージを見たいなあ。 ロン役とマルフォイ息子役嘆きのマートル役もよい表現者 ![]() 舞台は私を引き寄せる 何か魔法的なものが働いている〜 その本質的なところを少し考えてみた。 思春期の人、あるいはその親 に強く訴える内容を役者が力の限り演じていて その誠実さがテーマそのものであるかのように 胸を打つ。 思ってた以上によかった。 ところで、ハリーの次男である呪いの子は自分を「スペア」である、と舞台で語る。 世界を救った偉大なる魔法省高官の父親ハリーと比較される劣等感の持ち主、2番目という立場の影 と来ると、これはもう英国王室の話ではなかろうか。ハリーとその次男は一体、という。 ヘンリー王子の愛称ハリー、 巷を騒がす暴露本タイトル『スペア』 共通する母親の惨たらしい最期 王室の莫大な富、権利、歴史は、正に魔法。 一見、何でもできる万能感を抱かせる。 が、しかし その内側にあってスペアという立場からは 全く別の世界が見えるのだろう。 ハリー・ポッターが人気を博したのは、王室皇室好きな大衆の望む物語に透明マントを掛けて、ファンタジーに展開させたこと、も一つかな。 それに合わせて魅力的な役者が舞台で躍動し、父と息子 という悩ましい人類的諸問題に突っ込むのだから、まんまと魔法にかけられ、薄い財布からグッズやドリンクなど買ってしまう私、とあいなる訳 同じアホなら踊らにゃソンソン♪ あ、こちとら芝居なので歌やダンスは無い。 ハリー・ポッターの舞台は大当たり、第二シーズンではスペアならぬ役者の入替という更新も発表され 活気づく。 さて、夜となり コチラの日本産ワインはスペアであるか否か。 ![]() 何れにしても夜とお酒は全てに透明マントをかける 魔法なのじゃよ、イツカノマッジ〜♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.03.08 12:38:53
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