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ニーハオ中国

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2021/12/03
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カテゴリ:バイリンガル教育
前回、なぜ子供を日系幼稚園に入れず、
中国の現地幼稚園に入れたのかという話を書きました。
(リンク)

簡単にいうと、中国の現地小学校へ入れる準備という意味もあって、
幼稚園も中国現地幼稚園に入れたんですね。
易きに流れたという面が一番大きいですが・・・(笑)

では、そもそもなぜ、
子供を中国現地小学校に入れることに決めていたのか。

それは何より、夫が子供の中国国籍保持を強く希望しており、
中国国籍の放棄が必要な日本人学校に
子供を入れるという選択肢がなかったのです。
いえ、母のわたしに、

「子供の中国国籍を放棄して日本国籍一本にしてでも、
子供を日本人として日本人学校に通わせたい」

という強い気持ちがあればまた違ったかもしれませんが、
わたしにはそこまでの強い気持ちはなかった。
日本人学校は家から遠いし、毎日のお弁当作りも大変だし(笑)、
中国で生まれ育つわが子を考える時、
中国にアイデンティティを持ち、将来中国国籍を選ぶというのが、
中国の現地生活に染まったわが家の環境では
自然の流れかな、という思いがあり、
その流れに逆らってまで、どうしても日本国籍を選ばせたい
という強い思いがわたしにはなかった。
こういうのを易きに流れたというのでしょうか(笑)。

なによりわたしは中国人の夫のことが好きだったし、
中国の将来を明るく見積もっていました。
子供が中国人として、中国語を母語として生きていくことに
わりとプラスイメージを持っていたんですね。

結局、親の思いが子供の環境を作るところも大きいので、
わたしのこの気持ちが、子供を囲む環境を作ってきた
といっても過言ではありません。

兄妹間の会話が中国語に切り替わった時も、
中国語のテレビを好んで見るようになった時も、

「まぁ~、この子たちはおそらく
将来中国人として生きていくだろうから、
中国語ができないのも困るしねぇ」

という親のわたしの思いが、子供の環境に影響したと思っています。
これは親それぞれの思いがあり、スタンスがあるので
何が正しいというものではないと思います。

わが家の場合、夫は中国語しか話せないし、
子供の中国国籍を維持したいと強く希望していて
中国国籍を捨てて日本人学校に通わせるという選択は頭になかったし、
わたしのほうも、子供を中国の学校に通わせるからには
子供の第一言語は中国語になると覚悟していたし、
日本語は子供の第二の言語として位置づけていました。

その割には、陰で相当画策し、
なんとか日本語へと必死に誘導していましたけど(笑)!
頭ではわかっているのですが、
気持ちは理屈どおりには動かないんですね。
子供を取り囲む中国語環境の中で、日本語は弱い言語だったので、
よほど努力しないと消えてしまうという危機感もあったし、
やはり日本語はわたし自身の母語なので、
どうしても子供に日本語を身に着けてほしいという
親ならではの切実な思いもあり、
中国語と日本語、日本語と中国語、
子供の言葉のことではずっと心の中で葛藤し続けています。

しかし子供を中国現地校に入れたこと自体は後悔しておらず、
少なくとも高校までは中国の学校に通って、
しっかり中国語を使いこなせるようになってほしいと
願っています。
(状況によっては高校から日本ということも
あり得るかもしれませんが。
そう思うと日本語も放棄できない・・・笑)

まぁ、親はあれこれ考えますが、
親の思うとおりにいかないのが子育てなのかもしれませんね。

つづく。





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Last updated  2024/04/25 11:54:29 PM
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