カテゴリ:読書(現代)
ずっと読みたかった藤原伊織さんの
『テロリストのパラソル』を読みました。 この作品は1995年に書かれたもので、 直木賞と江戸川乱歩賞をW受賞と言う、 快挙を成し得た初めての作品でもある そうです。 ただ私は直木賞の作品とはなぜか相性が悪く 面白いと期待して読むと『あれ??』って 思うことが多いんですよね。。。 で、この作品なのですが、結構面白かったかな。 実在する人物のごとく登場人物が生き生きと 魅力的に描かれていて、会話のテンポも良く 臨場感にもあふれています。 主人公はどうしようもないアル中なのですが、 どんどん引き込まれていくんです。 まっすぐで一生懸命な人柄に。 他の登場人物が協力したくなるのも分かる 気がしました。 ただ、私の家にはこの手の小説が結構あって そのせいか1/5位読んだところで結末の予想が ついてしまったんです(^^; そして、その予想は見事に当たってしまって、 あぁ、やっぱりそうかって思ってしまいました。 でも初めて読んだ藤原伊織さんの作品の 『ダックスフントのワープ』に比べて、とても 進化してました。 10年でまるで別の人の作品のようでした。 この『テロリストのパラソル』の主人公の短編も 作品としてあるので、次はそれを紹介します♪ テロリストのパラソル 619円 ダックスフントのワープ 457円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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