カテゴリ:読書(現代)
読んでいる間、何回か作者を確かめて
しまいました。 野沢尚さんの『殺し屋シュウ』です。 私の中では、野沢さんの文章ってもっと 重たい印象がしていたのですが、短編集の 形態をとっているせいか、とてもライトで 読みやすく、面白く感じました。 お話は父親を殺害した後、海外で殺し屋の 修行をして帰ってきたシュウの物語。 殺し屋という職業と、普段の大学職員っていう 職業とのギャップが話に膨らみをもたせている 感じがしました。 いつもは、どちらかというと冴えない主人公が 色々な殺人の依頼をこなしていく過程が、 時にシリアスに、時にコミカルに描かれて います。 作者がハリウッドでの映画化を狙っていたという この作品。 1冊で一応完結はしていますが、まだまだ続きを 書けたような気がして残念です。 殺し屋シュウ 533円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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