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ゆきよきの言語学・夏目漱石・日本史

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2014年03月12日
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カテゴリ:言語学
 町田氏は「信頼」という表現について、「「信頼する」という形で使われることが多い」として、「信頼する」の代わりに「信頼を置く」という表現があることを紹介する。一方で、「預ける」については「他人の世話に任せる」ことで、「「命を預ける」ならば、自分の命を相手に左右させるほど信頼するということだ」として、「「信頼を預ける」は自分の信頼を相手の自由にさせるという意味になり、自分が相手を信頼するという意味にはならない」と結論する。

 今回は割ともっともな論理展開であった。

 しかし、「荷物を預ける」が、「自分の荷物を相手に自由にさせるという意味」になるかというと、少し違う。「預ける」を「命を預ける」という表現から直接その意味を措定しているのが形而上学的ではある。まさに「命を預ける」という表現から、「信頼」という大切なものを「預けられる」ほどに信頼しているという、レトリックとしての表現なら、この表現は成立するのではないか。「信頼を寄せる」という表現も同様の意味で使われるが、「寄せる」以上の「預ける」のであれば、ヨリ信頼している様子が読み手・聞き手には伝わるのではないか。





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最終更新日  2014年03月12日 22時08分40秒
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ガラスの玉は、本物の真珠をきどるとき、はじめてニセモノとなる。

政治の分野であろうと学問の分野であろうと、革命的な仕事にたずさわる人たちは道のないところを進んでいく。時にはほこりだらけや泥だらけの野原を横切り、あるいは沼地や密林をとおりぬけていく。あやまった方向へ行きかけて仲間に注意されることもあれば、つまずいて倒れたために傷をこしらえることもあろう。これらは大なり小なり、誰もがさけられないことである。真の革命家はそれをすこしも恐れなかった。われわれも恐れてはならない。ほこりだらけになったり、靴をよごしたり、傷を受けたりすることをいやがる者は、道に志すのをやめるがよい。

孤独を恐れ孤独を拒否してはならない。名誉ある孤独、誇るべき孤独のなかでたたかうとき、そこに訪れてくる味方との間にこそ、もっとも深くもっともかたいむすびつきと協力が生まれるであろう。また、一時の孤独をもおそれず、孤独の苦しみに耐える力を与えてくれるものは、自分のとらえたものが深い真実でありこの真実が万人のために奉仕するという確信であり、さらにこの真実を受けとって自分の正しさを理解し自分の味方になってくれる人間がかならずあらわれるにちがいないという確信である。

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