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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:本
お勧め書籍は、またまた子育て&発達障碍関係から3冊です。
1冊目『子育てハッピーアドバイス2』明橋大二著 子育てハッピーアドバイスの第2弾です。何がよいって、漫画満載でとても読みやすいのがいいです。全部読むのに小1時間もあればOK!という手軽さがGoodです そして、とても暖かい気持ちになれる受容的な内容がまたまたGoodです。うまく行くときもいかないときもあっていいんだな、子育てが楽しいなっと、きっと思える1冊です。 2冊目『自閉症の息子 ダダくん11の不思議』奥平綾子著 発達障碍関係では超有名人。自閉症児・ダダくんのお母さんの優しい子育てエッセイです。 ダダくんを息子に持ち、それまで知らなかった自閉症という障碍を知り、自閉症の障碍特性を、暮らしの中で培ってきた様々な経験・体験とすり合わせ、「11の不思議」という言葉で、自閉症を知らない人たちにもとてもわかりやすく紹介しています。 奥平さんの“すごいな~”っと思うところは、「4つの柱-受容の過程」という中にも詳しく書かれていましたが、ダダくんを一人の違う人格を持つ人間としてきちんと向き合って育てていらっしゃるところです。むきあうために、どうやったら彼にとってわかりやすいか、選びやすいか、伝えやすいかを常に考え、違いを認めた上で、互いに暮らしやすくなる工夫をいくつもされています。 どこから開いて読み出しても読みやすい、とてもとっつきやすい1冊です。自閉症をよく知らない方もぜひどうぞ。 3冊目『自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいく』ニキ・リンコ+仲本博子著 奥平さんが自閉っ子の暮らしの通訳者なら、ニキさんは当事者からのメッセンジャー? どちらも、自閉症のとても個性的な感じ方・考え方をひろく伝えてくださる代表選手たちです。 日本の教育も、特殊教育という考え方から、特別支援教育へと制度が変わりました。中身はなかなか試行錯誤で大変な様子ですが、この本ではアメリカのIEPをあくまでも参考にしながら、日本の発達障碍支援策についてニキさんが語ってます。当事者の意見が聞きたいというニーズがとても多かったため作られた1冊です。形にないものは想像できないという自閉症の特性から、アメリカのIEP(個別教育プログラム)を出版社が取材し、それと日本の教育を照らし合わせて、これまでの日本の教育のよいところを加味しながら、何ならできそうか、どうしていくとよいかのアイディアが語られています。たいへん興味深い1冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.06 07:50:56
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