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カテゴリ:文化・社会
第144回芥川賞に、 西村賢太さんと朝吹真理子さんの2人が選ばれました。 年齢は43歳と26歳で、何かと対照的なこの2人、 「美女と野獣」などと揶揄されていますが・・ 実はもっと深いものがあったようです。 受賞作品「苦役列車」を書いた西村さんは、 中卒でフリーター、親子とも逮捕歴ありという経歴の持ち主。 日雇い労働をしながら生活していた時、 大正時代の作家の私小説に夢中となり、自身の作品を発表するなどしました。 「作家になるつもりは全くなかった。」 「読んだ人が自分よりもダメな奴がいるんだと思ってくれたら本当に嬉しいです」 意外な経歴に最初は皆驚くが、 常に自分を客観的に見つめていたであろう作者の思いが、 ひしひしと伝わってくる作品に仕上がってるように思う。 そんな感想を抱き、手に取ってみたいと思った。
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最終更新日
2011.01.20 10:57:32
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