![]() 昨日の初猟日、朝5時に起きて外を見ると雨がやんでいます。 ![]() 私は新規購入銃の写真下に映る20番リピーターを取り出し初猟の準備をし、当初の予定通りに午前7時に猟仲間4人で最初の鴨場に到着します。 私が愛犬タックを連れて鴨の追い出しに向かうと、以前より荒れすぎていたために、大藪に囲まれた視野の狭い水面にハシビロガモが一匹泳いでいるのが見えます。 この藪の奥まで水面がある為に奥にいるカモに期待が膨らみます。 携帯で猟友に連絡して後に私が水面に小石を投げると、ハシビロガモが溜め池の奥に飛んでいきオシドリの大群と小鴨の小群れが飛び立ちました。 しかしハシビロと小鴨は私と仲間の射程に入らず、残念ながらこの溜池のカモ猟は不発です。 そして次の鴨場に移動すると、ここでも大群のおしどりが飛び立ちますが、オシドリは見送り、猟仲間がマガモの雌をクリーンキル。 少し離れたところにいた私に向かってカルガモが3羽飛来しますが、この群れは既に高度が上がっていて、私の20番銃解放絞りの5号装弾では無理と諦めて見送りです。 期待していたカモ猟は非狩猟鳥のオシドリが多く、マガモの雌一匹の貧果でした。 ![]() その後にケンちゃんの愛犬リーにてキジ猟に移りますが、最初の猟場でメスキジ2羽を追い出しますがオスキジは出ず、ここも不発に終わり、次の猟場に向かい原野にての昼食です。 午後よりのキジ猟でもオスキジ1羽に早立ちされて撃てず、その後も狩猟鳥には出会うことなく、貧果で終了しました。 ![]() 今年の初猟に於いては、今までとは大きな違いを感じたことが幾つかあります。 それは、私の40年の長い猟歴の中で初めての体験で、初猟日一日を通じて他の猟師に一回も出会わなかった事と、私の仲間以外の銃声音を一発も聞かなかった事で、こんなことは初めての体験ですから、いかに狩猟人口が激減しているかという事を改めて感じました。 以前では考えられなかった、私の近隣地域へのイノシシ/ハクビシン/狸等の野生獣の繁殖による縄張り拡散による農作物と家庭菜園への被害。 昨年度も猟期にイノシシのヌタバを確認しましたが、今年はいく先々いたるところにイノシシのヌタバがあり、土をほりほこした跡があちこちに点在していて、地元役所公認の罠猟師のイノシシ箱罠が幾つも置かれていました。 イノシシが増えるとキジ等の卵が狙われ、キジ/山鳥の繁殖に影響が出ると言われています。 私の住む地域でもハクビシンと狸がふえて、私の近隣の農家と仲間も農作物と家庭菜園で被害にあっていて困り果てています。 住宅密集地域となると猟銃を使用できる範囲が大きく制限されますから、罠等で捕獲する以外手立てはなく、有害獣を駆除するには前途多難この上なし。 これらを鑑みると、いかに早い段階での駆除による鳥獣の生息数の適正保護が必要かという事が理解できてくるはずです。 日本の各県で、これらの後手後手に回った対応の不手際による鳥獣被害が続出しています。 動物愛護団体等の、自分に被害が及ばない連中の自己満足による愛護精神に左右されることなく、適正な生息数の維持に必要な間引きを早めにすべきであったわけで、日本固有の動植物に有害な種の徹底的駆除等、それらを疎かにしていた行政の付けが回ってきたと言えるのでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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