カテゴリ:文化.教養.芸能.スポーツ
今回の大相撲優勝決定戦、奇跡を起こした稀勢の里に相撲ファンは感動し、怪我を押しての連続優勝に、私も久しぶりに酔いしれました。 13日目の日馬富士戦で左肩辺りをケガし、14日目は鶴竜にあっけなく負けてしまい、千秋楽も厳しい戦いになる事は誰もが予想していたはずです。 優勝後に稀勢の里が「何か見えない力を感じた」と述べていますが、これこそが集中力であり、大関時代とは違った、大きな壁を一つ乗り越えたのではと感じました。 ただし、今回のような集中力はいつでも出せるものではなく、全勝を続けて連続優勝まであと少しのところで2連敗を喫し、怪我も抱えての背水の陣となったことにより、このまま惨めには終わらせたくない、一矢は報わねばとの、冷静沈着がもたらした奇跡ともいえるのでは。 このような集中力は、鍛え上げてきた地力が伴ってこそ初めて出るわけで、誰もが出来る事ではないと思います。 追い込まれたときに物を言う集中力、今回の試練を乗り越えた稀勢の里、技術と精神力において、また一段上の領域に入ったのではないでしょうか。 前回の射撃ブログにて「集中力とは」と、書き込みましたが、地力が伴わない集中力でも、たまには結果が出て的を得る事もあるので、あえて否定はしませんが、これらは発展途上の過程で起きる一過性のもので、多少なりの経験を積んだ皆が体験している事であり、集中力だけでは長続きできなく、結果として挫折していくでしょう。 基本の反復練習で鍛え上げ、体に徹底的にしみこませ、反射的に反応できるように訓練されてこその集中力と言えるのでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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