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という場所が東ドイツにある。
KOETHENと書くのだと思うけど。。 私は、東ドイツの小さな小さな荒れた町のひとつかな と思っていた。 でも、実際のところは、バッハが生まれた 音楽都市のようだ。 ケーテンは、私が住んでいた町に行くには、 乗り継ぎ駅になっていることが多かった。 駅周辺は、ほんとーに何もない町。 一方には野原と、反対側にはスーパーがあって でもそれ以上は木がうっそうとしていて 視界が利かない。何も見えない。 昨日家族と居間でテレビを見ていたら、 ケーテンが出てきた。 なんだか、ドイツにいた時のことを 思い出す。 そういえば、 帰ってすぐの時は、映像でベルリンを、しかも 夕暮れ時のベルリンが出てくると なんだか涙が出てきたなあ。。。 だって、それは、 ドイツを発ったときにみた最後の景色なんだもん。 でも、最近は全然、平静で見ている。 それで昨日のケーテンだ。 ケーテンに家族との思い出があるよーな気がしてならなかった。 のだけど、思い出せない。 でも、居間に一緒にいる父と母が ケーテンの駅にぴたっと結びつく。 家族は一日しかドイツに来ていないのに、、、。 あっ、思い出した。そうだ、そうだ、そうだった。。。 乗り継ぎ駅だ。やっぱり、家族を迎えに行って、 自分の駅に帰るとき、ケーテンはやっぱり 乗り継ぎ駅だった。 母と私で、駅の近くのスーパーまで行ったんだわ。 なーんか、地元のおじさんがじろじろ見てきて 怖かったあ。 こんな小さな東ドイツの辺鄙な町に来れるなんてと 母親と父親は、喜んでいたなあ。。。 「私達、来たことあるよ。」と両親に言うと、 やっぱりうれしそうだ。画面に移っている 小さな町にまで、行ったことがあるのがなんだか うれしいらしい。 ケーテンってあんなに綺麗な町なんだ。 知らなかった。 駅からは、あんな町だってこと わからないけど。 ケーテン出身と言っていた子を 思わずフィルター越しに探してしまった。 いなかったけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年08月03日 11時47分07秒
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