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この人のエッセイ、大胆で皮肉っぽい視点がヒネてて
すごいな~といつも心に残る。 でも、政治について話し出すと、その点がいきすぎて 結構、強引で偏った物の見方する人だな~と思っていた。 (私にはそんなこと言える程、政治についても、 なんについても知識はないのだけど、、、 ななみさんの言い方でなんとなく思っただけ。。。) でも今日、文芸春秋読んでみて(母親が買ってきた) なんだか、感動した! やっぱり、キレ味鋭い人なんだな~。 (親にこの感動を話すと、乱暴な論理だと言ったけれども) 題名が、「継続は力なり」 題名そのままに最近、塩野さんが経験した、 「継続は力なり」だったことについて語られるのか、と思った。 けれど、、、意外な展開で、ほほー、と思いました。 最初は、お決まりの古代ローマについてから。 「三世紀の危機」という時代があったそうである。 この危機の時代からローマは滅亡への道をたどっていった。 この時代、とっかえひっかえ、皇帝が変わった。 ななみさんがこの時代を研究して思ったことは、 その「とっかえひっかえ」が 衰退に結びついた致命的な出来事だったのではないか、 ということ。 と、ここで、自民党総裁選が出てくる。 古代ローマは、この話をするための引き合いだったのね。 彼女は、小泉さん続投を推す。 なぜならば、「継続は力なり」だからだ。 古代ローマが滅亡したのも、 皇帝をとっかえひっかえしたことによる。 皇帝を変えるということは、それまでの政策を変えるということ で、それまでの苦労が無駄の骨折り損になってしまう ということ。 同じように、小泉さんが今変われば、今までやってきたことが 水の泡。 確かに今、不況だ。一向に良くならない。それに対して、 様々な他の政策が色々考えられてはいる。けれども、 まずは、一つ乗りかけた船は、やり通してみましょうよ、 ということらしい。 ななみさんはここで疑問を投げかける。 他の人になったところで、 コロっと好転すると 人々は軌跡を信じてしまいたくなるのか? ああ、、、心に思い当たる節。 就職活動で、何社か同じ業種を受けて、ダメだと、 すぐに業界変更した私。 それまでの企業研究が水の泡。続けたら、 「継続は力なり」だったかもしれない。。。 とにかく、 政策が今更、全く違う方向に変換されて、 その新しい政策で事態が奇跡のように良くなるだろうか。 いや、しないだろう。 「継続は力なり」なのだから、 今の政策を続けてみるべき。 だから、小泉さんは続投すべし。という結論であった。 私には、日常生活に重ねることができたりして、 説得力のある内容だったのでした。 でも、親は、小泉さんの続投は、 他の候補者よりも適任だったからなだけ、と言う。 「継続は力なり」で政策が成功する結果になるかどうか は謎だとのこと。 そうか~、そんなもんなのか~。。。 でも私は、古代ローマから日本の政治へ、 こんな風に話を紡いでいける七生さんに やっぱりキレ味鋭い人ね~と私は感動したのであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月21日 02時09分02秒
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