|
カテゴリ:看護学生生活
地域看護援助論でエンゼルケアの授業があった。「その人らしく」が基本。 死亡時の一切のケアがエンゼルケアであり、エンゼルメイク、グリーフケア、および死後の身体部分の整えが重なりあい、連動しつつ存在する。--エンゼルメイク研究会の定義 授業はエンゼルケアの講義を聴き、エンゼルメイクが実習。 男子が積極的にモデルになるなどして活気ある授業だった。
エンジェルでなく、すっぴんで来て化粧してもらって一日過ごそうというような人もいておかしいったら。クラスメートにしてもらった後、自分で直したって。
私が想像していた死化粧とはまったく違う。感動ものだ。 私の記憶にある最後のお見送りのケアは2つ。まだ小学校に上がる前ぐらいと思うが、祖父と隣のおばあちゃん。割りばしか何かで綿を体中の穴という穴に詰めるのだと聞いて怖かった。 きょう教わったエンゼルケアはこの世での最後のエステといってもいいぐらい丁寧。
洗髪、口腔ケア、眼内ケア、無駄毛処理、私が見た綿による詰め物は原則行わない。ただし、やせすぎてしまった場合など、頬とはの間に綿を入れふっくらさせることはある。これも「その人らしく」が基本。体液の流出を防止するのは体液固定剤。衣装もその人らしく。
そういえば、母の弟である私にとっての叔父が亡くなったときのこと。母が家に帰ってきてからいうに、あのまま火葬にしてはもったいないような袴姿だったといっていたっけ。能が趣味でその装束とか。 ●クレンジングマッサージ、ホットタオル 使う理由は、汚れが撮れる、ファウンデーションののりがよくなる、艶が出る、むくみ現象、軽度の開眼は閉眼できる。 ●保湿は化粧水、乳液 肌に潤いを与え、つやつや、生き生きした肌になる ●リップケアはクリーム、オリーブオイル、ワセリンなど つやつやふっくら唇になる いよいよメイク ●クリームファンデーション……顔色、傷の補正、艶だし ●リキッドファンデーション……艶出し、保湿 ●フェイスパウダー……化粧崩れ防止、肌質を美しく ●アイライン、マスカラ……安らかな寝顔 ●アイブロウ……はっきりした表情、若々しく ●チーク……明るい表情、くすみを目立たなく 耳たぶ、まぶた、頬、鼻、顔をふっくらさせたいところにつける ●まにゅきゅあ……爪の色がよくなる 男女を問わずその人に応じた方法で行う。 基本は「その人らしく」「安らかな寝顔」
ご家族の変化は: ●悲しみにあふれていた家族に会話や笑顔がみられた ●亡くなられた方が安らかな表情になることにより家族も安心した表情になった
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|