猫とHidamariで

2006/11/05(日)13:13

『手紙』を鑑賞!!

映画 邦画(36)

日本映画『手紙』を観ました。 ちょっと気になってた映画だったので・・・。 本当は「トリスタンとイゾルデ」を 観たかったのですが、近くの映画館での上映はなく、 今回は諦めました。 手紙公式HP =パンフレットより= 人は、ひとりでは生きていけない― 優しさを失った現代社会の、希望を失った全ての人々に贈る、 魂の人間賛歌―。 直木賞作家、東野圭吾の「手紙」は、毎日新聞日曜版で2001年夏から2002年秋にかけて連載され大反響を呼んだ著者痩身の社会派小説であり、常にファン投票のベスト5にランクインしてきた感動の人間ドラマの映画化! 罪を犯すとはどういうことか。刑罰とは何か。 真の更生とは―そんなことを考えながら書きました。 原作・東野圭吾 ≪他作品≫   放課後・秘密・白夜行・片想い・幻夜・容疑者xの献身 ≪映像化された作品≫    秘密・ゲームの名は誘拐(g@me).レイクサイド(レイクサイドマーダーケース) 変身・宿命・白夜行 人間って捨てたもんじゃねぇ、って事を伝えたかったんです。 監督・生野慈朗 ≪演出作品≫ 1978 夫婦ようそろ・こおろぎ橋 1979 3年B組金八先生 1982 3年B組貫八先生 1986 男女7人夏物語・痛快!OL通り・ 1987 男女7人秋物語 1988 痛快!ロックンロール通り・いこかもどろか(映画) 1989 俺達の時代 1990 どっちもどっち(映画) 1991 パパとなっちゃん・結婚したい男たち 1992 ずっとあなたが好きだった 1993 誰にもいえない 1994 スイート・ホーム 1995 愛していると言ってくれ 1997 不機嫌な果実 1998 ラブとエロス 1999 LXIXVXE 2000 最後の恋・Beautiful Life 二人でいた日々・真夏のメリークリスマス 2001 Love Story 2002 First Love 2004 オレンジデイズ 2006 輪舞曲~ロンド~ ≪ストーリー≫ 川崎のリサイクル工場への送迎バス。最後部座席に、野球帽を目深に被った青年の姿がある。 ―武島直貴(山田孝之)20歳。 誰とも打ち解けない、暗い目をしたこの青年には、人目を避ける理由があった。 兄、剛志(玉山鉄二)が、直貴を大学にやるための学費を欲しさに盗みに入った邸宅で、謝って人を殺してしまったのだ。 数度に渡る引越しと転職。掴みかけたのに鼻先をすり抜けた、お笑い芸人になる夢。 初めて愛した女性との痛切な別離。兄貴がいる限り、俺の人生はハズレ。そういうこと―。 耐え切れずに自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは、常に現実から目をそらさず、日の当たる場所へと自分を引きずり出してきた由美子(沢尻エリカ)の存在だった。 しかし、そのささやかな幸せが再び脅かされるようになった時、直貴は決意する。 ―塀の中から届き続ける、この忌まわしい「手紙」という鎖を断ち切ってしまおうと。 テーマがかなり重いです。 加害者の家族に視点を置いた作品!! 涙!!涙!!涙!!でした。 山田孝之さんは、頑張っても頑張っても兄の存在がわかると、 掴みかけた色々なものが崩れ去っていく、 そんな加害者の弟という役を見事に演じてました。 玉山鉄二さんは、殆どセリフがありません、手紙を読み上げる声が中心、 後は刑務所の中での表情!!抑えた演技でとても良かったです。 玉山鉄二さん、結構好きです。 =ネタバレあり= 後半からの、沢尻エリカ演じる(由美子)のセリフ、 杉浦直樹さん演じる(平野・家電量販店の会長)のセリフ、 吹越満さん演じる被害者の息子(緒方忠夫)のセリフ、 風間杜夫さん演じる(中条)のセリフに胸を打たれ、考えさせられました。 ≪注≫そして最後、慰問で刑務所に訪れ漫才を披露する直貴。 それを、泣きながら手を合わせ、聞いている剛志。 漫才のネタに、兄の事を取り入れ、自分の気持ちを伝える直貴。 もう、涙が止まりません。 そして小田和正の「言葉に出来ない」が流れ、終盤は号泣でした。 罪を犯すと言うことは、当事者だけの事では済まされない!! 家族、身内まで巻き込んでしまう。 世の中の不条理を感じてしまうが、それもしょうがない事・・・・だと。 罪を犯した事は、勿論悪い事。 「罪を憎んで人を憎まず!!」ということなのだろうか?? 自分の近くにその様な人がいたら、どのように接するだろう?? 考えさせられました。 「差別の無い国を探すんじゃない、          君はここで生きていくんだ―」

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る