猫とHidamariで

2009/12/17(木)19:02

【BOY A】

映画 は行(27)

僕はここにいても、いいの? 少しずつ彼を知り始めた時、訪れる衝撃の結末。 BOY A HP ストーリー イギリス、マンチェスター。 24年の生涯のほとんどを一般社会から隔離されて過ごした青年―彼は、 新しい名前“ジャック”を選ぶ。 今、初めて大人の世界に歩みだす。 生き直そうとする彼をサポートするのは、ソーシャルワーカーのテリー。 不安げなジャックにテリーは「過去の君は死んだ」と力強く言い聞かせる。 ジャックの新しい職場は運送業だ。 ペアを組んでいる同世代の青年クリスとは日を追うごとに親しくなっていった。 職場にはミシェルという、気になる女性もいた。 新しい世界は、何もかもが上手くいっているようだった。 しかし、偽りの自分でいる事は、ジャックにとって祝福であると同時に 苦しみでもあった。 彼は問いかける「僕はここにいても、いいの?」。 物語がすすみ、少しずつジャックを知り始めた時に訪れる衝撃の結末。 その時、あなたは彼の問いに何と答えますか? 解説 『BOY A』は、英国期待の若手作家ジョナサン・トリゲルの受賞小説を、 『ダブリン上等!』で才能を煌かせたジョン・クローリーと脚本マーク・オロウ のコンビが映画化。 ひとりの青年の心の傷、希望、孤独をエモーショナルに描きながら、 観客に深い問いかけをする。 ベルリン映画祭受賞に始まり、本国イギリスでは栄誉あるBAFTAで 主要4賞獲得、先頃公開のアメリカでも大絶賛された。 衝撃的でありながら瑞々しいブリティッシュ・インディーズの傑作である。                           BOY A HPより引用しました。 監督:ジョン・クローリー 出演 アンドリュー・ガーフィールド : ジャック ピーター・ミュラン : テリー ケイティ・リオンズ : ミシェル ショーン・エヴァンス : クリス 2008年11月15日(土)ロードショー 試写会に誘って頂き観てきました。 主人公のジャックを演じたアンドリュー・ガーフィールドは今後期待されてる 俳優さんのようです。 最新作にはヒース・レジャーの遺作となったテリー・ギリアム監督の 『パルナッサス博士の想像力』で、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、 コリン・ファレルらと共演しているとの事です。 私は、彼の口元が気になってしまって・・・ でも確かに演技は、不安を抱えて生きる青年を見事に演じてました。 そしてテリーを演じたピーター・ミュランは、親身になってジャックの 事を励まし力になる優しいソーシャルワーカーがとてもあってました。 ジャックに対しては親身になって考えてあげる事が出来るのに、 息子にはどう接していいか分からない父親。。。 その為に息子との間には溝が出来・・・そして息子のとった行動は・・・ 「BOY A」で頭をよぎったのは未成年の犯罪者を呼ぶ「少年A」でした。 そのまんまですが・・・。そして思ったとおり重いテーマでした。 この様なテーマを題材にした作品はよくありますね。 とても難しく簡単に答えの出ない作品だと思います。 私には答えを出せない・・・です。 物語の進め方は、新たな世界で生活を始めるジャックの生活と 平行しながら過去の出来事が所々に入ってきます。 そして、彼の過去が徐々に暴かれ、 それと同時に現在でも彼の過去がメディアで報道され、 周囲の人それぞれが選んだ選択は。。。 メディアの報道!! 過去が明るみになった時の周囲の選択!! そしてジャックがとった最後の決断!! 色々なことが頭をめぐり、何が善で、何が悪なのか? 善の影に隠れてる悪!悪の影に隠れてる善! この作品は、色々な考え方が出てくると思います。 時間があったらゆっくりと話し合うのも良いかもしれませんね。 とても重く深く考えさせられた作品でした。 この作品を観た後ちょっと違いますが、以前観た邦画の「手紙」が 頭をよぎりました。 「手紙」の日記

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