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Copyright (C) 2005 hanae midori All rights reserved このサイトのデザイン、文章、画像の転載の無断使用を固く禁じます。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ある暑い夏の正午。 私は昼休みで社員が出払ったオフィスに1人でいました。 瞑想中です。 そんな時、一番会いたくない人がやってきます。 「みどりさん。瞑想中ですね」 マスターYAMADAが声をかけました。 となりにジュニアYAMADAがへばりついています。 私は黙っていました。 「みどりさん。いまなんて思ったか当てえ見ましょうか?」 と、ジュニアYAMADAが言いました。 「ぼく超能力者だから分かるのですよ。 こう、思ったでしょう。 ああ・・嫌な奴が話しかけて来たな。 ほっといてよ。 と、思ったでしょう。」 自慢そうに言い出すジュニアYAMADAを睨み付けました。 今日は、口を開くのも面倒なほど疲れています。 「大丈夫ですよ。みどりさん。 差し入れを持ってきました。 そうめんです。 冷水にたっぷりつかった美味しいそうめんを食べて、 いつもの毒舌を吐いてくださいね。」 と、言いジュニアYAMADAはお盆の上のそうめんとガラスのお椀に入った 汁を私の前に置きました。 余談ですが、ジュニアYAMADAは料理が得意です。 このそうめんもどこぞの店から横流ししてもらったものです。 「今回の汁はとくに美味しいですよ。 かつおは手間隙かけて削って、昆布は有名料理店の横流しです。」 私は遠慮しないで食べました。 冷水につかったそうめんがひんやりと美味しいです。 おだしのよく出ていて汁も美味しいです。 そのまま飲んでもいいくらいの美味さです。 私が黙って食べていると、マスターYAMADAが、真夏の日差しを仰いで厳かにはなしだしました。 「昆布で思い出しましたが、 昔、突然、やめてしまった社員がいましたね。 結構、いい感じの社員で期待したいたのですが、 突然、机をひっくり返してそのままやめてしまったので残念でした。」 「そりゃそうでしょう・・・・」 と、私は思いました。 その社員が辞めた理由はこうです。 マスターYAMADAの占いで、500円玉と昆布を刻んで、袋に詰めて、 全国の霊験あらたか場所100箇所に埋めると売上が上がる。 と出ました。 マスターYAMADAはその社員に昆布を刻むように命令しました。 それも1000グラム。 その社員は包丁と昆布を片手にこう叫びました。 「オレは、昆布を刻むために大学まで出たんじゃねーーーーよーーー。」 そのまま出て行って帰らぬ人となりました。 彼も気持ちも分かりましが、先見の明がありあませんでした。 その後任として私が昆布を刻み、 100袋をもって日本中の神社やお寺に埋めまくりました。 南は石垣島、北は礼文島まで、日本中を旅行しました。 それも出張扱いです。 3ヶ月及ぶ長期出張となりました。 楽しかったなあ・・・・・ 皇居に埋めようとして警察に捕まり損ねたこともありました。 ハラハラ・ドキドキ、・・・・・ そんなことをぼんやり考えていたら、その思考をジュニアYAMADAが 邪魔しました。 「みどりさん。 タイムバックウオッチの威力はどうですか。 副作用が強いのかな。 それで、疲労困憊なのですね。」 「タイムバックウオッチ」 読者のみなさんは、ご存じないと思いますが、 ジュニアYAMADAがエスパーの研究のため、時空間移動プログラムで開発した装置がこれです。 平凡な懐中時計ですが、1から24の数字が円を囲んで刻まれています。 その針は一日で1周します。 しかし、その時計は、1周すると逆に針が回り、 同じ日をもう一度過ごすことが出来ます。 ・ ・・・が完成品の予定でしたが、 残念ながらこれは、会議中でしか作用しません。 つまり、「ミーティングタイムバックウオッチ」が正式の名前です。 会議か始まり、そして終わると、時計の針は逆に回り、 時間がさかのぼります。 そして、もう一度会議スタートに戻るのです。 まだ試作品の段階ですが、副作用の危険を顧みず 人体実験に志願しました。 私は、はじめて口を開きました。 「ジュニアYAMADA。 どうして会議中でしか時間が戻らないのですか。 休憩の時間や他の時間でもいいと思いますが。」 ジュニアYAMADAが言いました。 「それはだめですよ。 社内で一番大切なのは会議です。 だから会議の時間だけもう一度繰り返せる時空間移動を考え出したのです。 今、特許申請中です。」 私は続けます。 「それに疲れます。 体の水分がなくなるような感じです。」 ジュニアが言います。 「それが副作用です。 タイムバックした分以上に年を取るはずですよ。 みどりさんの寿命が短くなりますね。 ハハハ・・・・・・」 ジュニアYAMADAとマスターYAMADAが同時に笑いまいした。 私は睨み付けました。 そこへプレジデントYOSIDAの秘書の楓さんが来ました。 「みどりさん。 プレジデントYOSIDAがお呼びです。 大至急、お話したいことがあるそうです。」 と、言いました。 私はちょうどいいとばかりに席を立ちました。 「では、続きはまたの機会に・・・・」 そういうわけで、会議を2度繰り返していたのですが、 会議中に作成したものが、下記の↓です。 オリジナル絵本社 前々からホームページを作成したかったのですが、 普段の生活が、仕事と絵の製作で忙しすぎて、 ホームページ作成の時間が取れなかったのです。 そこで思いついたのが、仕事中に作成すること。 名案でしょう! この「タイムバックウオッチ」ただし会議中だけ・・・・を 使えば、それが可能だったわけですね。 会議中にガンガン作りました。 それが絵本のホームページです。 おすすめ絵本とオリジナル絵本の紹介をしています。 誰かを思いっきり愛したい時読む絵本 、 誰かを世の中がいやになった時読む絵本 、 お金持ちになれる絵本 、 の紹介もしています。 プレゼントもありますので、どうぞいらっしゃってくださいね。 私は、プレジデントYOSIDAの部屋をノックして入りました。 プレジデントYOSIDAが嬉しそうな顔をしています。 まったく、嫌な顔です。 彼は突然、こういいました。 「みどりさん。私は会社を辞めることにしました。 もう、やんなっちゃんたんです。 私の退職金と社内から引き抜いた精鋭10人で 新しいビジネスをはじめることにしました。」 私はこう思いました。 「おまえは、経営者としての責任や 雇用した社員の志気を考えたことがあるのか!!」 そんな思考をよそに彼は続けます。 「で、その精鋭10人に中に、みどりさんも入っています。 みどりさんはどうしますか?」 と、聞いてきました。 私は睨み付けながらこう言いました。 続く・・・・・ 実話です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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