■『深睡眠』 眠る時の体温が不眠に関係していた!
みんなの家庭の医学 (1/17放送)◇キーワード◇・深部体温・深睡眠・運動量不眠症の男性と快眠の男性の2人の観察から、不眠の原因と改善法を解説していました。・不眠歴5年 Sさん(42歳・男性)22:00就寝。1時間後に眠り始め、50分後には目を覚まし、その後、何度も目が覚める。・毎日快眠 Oさん(48歳・男性)23:00就寝。5分後には寝付く。深夜1:30目が覚めるがすぐ眠る。その後、起きる事はなかった。寝る時の体温について、2人の「深部体温計」を使って測定すると… 快眠のOさんは不眠のSさんに比べ、体温が下がっているのが分かります。■睡眠医学の第一人者国立精神・神経医療研究センター 部長 三島和夫先生『快眠の方が不眠の方より0.4度低い。このわずかな差が重要なのです!』実は、体温が寝る前から1度下がることで、ある「特別な睡眠」が得られます。それが…「深睡眠」 寝付いて3時間くらいでとれる。「深睡眠は脳のクーラー」。昼間、脳は温度が上がっていくので、夜は休めるため冷やさなければない。脳を冷やして休めるための働きこそが深睡眠。■不眠の人と快眠の人では、日中の生活習慣にどんな違いは?違いは「代謝量」。 代謝量=運動量。不眠Sさんの万歩計 一日 7,800歩 室内業務快眠Oさんの万歩計 一日15,000歩 農業30~40代の平均代謝量は1850kcal。不眠Sさんは、1517kcal 体温が上がりきらない快眠Oさんは、2117kcal 体温が十分上がるこの差を埋めるための方法が「かんたん快眠入浴法」■お風呂研究の第一人者国際医療福祉大学大学院 リハビリテーション学分野 前田眞治先生『42度では熱すぎて、入浴時間が短いと体温は上がらない』<体温を1度上げる かんたん快眠入浴法>1.41度のお湯に10~15分つかる2.寝る1~2時間前にお風呂に入る3.湯船で温まってから身体を洗う不眠Sさんは、・入浴後、体温は36.9度に上がり・入眠1時間が5分になり・深夜は35.1度まで下がり・目が覚めたのは1度だけという結果になりました。◇まとめ◇寝る1~2時間前に41度のお湯に10~15分つかる。