フリー編集者の父親の       親バカ日記

2011/05/20(金)17:04

嵐の予感

マツダ君はいま大先生にべったり。平日の夜には2~3回電話がかかってきます。週末は朝に1本、午前中遊んだ後、昼食時に1本、習い事から帰ってくるとまた1本。よくそれだけ電話をしてくるかと思うほど、頻繁に電話をして、遊びに誘います。 今日もまた、いつものような週末となりました。「マツダ君と遊んでくるね」 「どこで遊ぶの?」 「マツダ君の家か児童館」 「12時にはお昼御飯だから、それまでに必ず帰ってくるんだよ」 「わかった」 「腕時計してきなさい」 「学童にもマツダ君の家にも時計があるから大丈夫だよ」あっと居間にお昼になり、12時を過ぎても帰ってきません。結局12時半過ぎに帰宅。「約束は守りなさい!」 「は~い」妻のおしかりを受けています。「大ちゃん、ピアノのあとは昨日欲しいって言っていた辞書を買いに行こうね」 「うん!」土曜日の夕方は大先生はピアノのレッスンを受けています。ところが、私が若先生の迎えに行った一瞬の間に、マツダ君から電話があり、出掛けてしまっていました。「パパと約束があるんでしょ、と言ったのだけど、早く帰ってくるから大丈夫、と言って出ていったわよ」 「何時に帰ってくるの」 「5時の約束」ということで、5時まで待っていましたが、帰ってきません。30分過ぎても連絡がないので、さすがに心配になり、まずはマツダ君の家へ電話。留守電でした。妻と手分けをしてマツダ君の家の近くを捜索。「早く、リョウのおばあちゃんの家でご飯が食べたい。おなか減った!」待ちきれない若先生がぐずり始めます。15分ほどして、道を歩いている大先生を発見。「こら! 時間を守れっていっただろう! お昼に破ったときにも注意したよね。なぜ守れない!」 「今度はちゃんとした理由があるよ」 「言ってごらん」 「マツダ君の叔母さんが帰るっていうから、一緒に駅まで送って行って遅くなったんだ。着いていきたかったから、しょうがないでしょう」 「それはまったく理由になりません。こう何度も約束を破られるようなら、もうマツダ君とは遊ばせない。いいね!」気分を直して、外食に出かけようとすると、向こうから自転車に乗ってマツダ君がやってきます。「お~い、大ちゃん」 「きょうはもう遊べないよ」私に言われる前に、大先生が先に伝えていました。大人げないかもしれませんが、私の顔には「もういい加減にしろ」と書いてあったと思います。そして、このことが、翌日の悲劇の伏線となりました。

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