君は、突然、嵐のように
食事中の方には不快な内容があるかもしれませんので、ご注意ください。 今日は11時から夕方までバレエの練習があります。公演が近いので、舞台稽古をするのです。「ごめん、きょうは遊べない」朝9時、大先生が電話を受けていました。 マツダ君です。 昨晩、みなが眠ってしまった10時前に1本、朝7時過ぎに1本、留守電が入っていて、それもマツダ君でした。 今日はさすがに遊ぶことはないのだろうと思っていたら、さにあらず。バレエから帰ってきた大先生、昼過ぎに入っていた留守電を聞いて、マツダ君へコールバック。18時までの約束で、遊びに出しました。5時過ぎ、チャイムが鳴ります。「パパ~ちょっと来て~」大人でなければできない、マツダ君の一輪車のサドルの調節などをしてあげます。家で遊んでいた若先生も、遊びに合流。 しばらく遊んでいたマツダ君、突然私を睨みつけました。「さては、昨日のことに文句があるのだろうか」その一瞬の疑惑は、間違っていることがすぐに判明します。 「ぐっぐ、気持ち悪い~」げぼげぼげぼ。「うわ~!」「きゃあ~!」「パパ~、なんとかして~」家の前の道路に巨大な円形状のピザが出現。庭から土を運んで上にかけ、シャベルでかき混ぜて、ビニール袋に入れ、応急処置完了。申し訳なさそうに見ているマツダ君の額を触ります。まだ熱はありません。「いまのところ、熱はなさそうだけど、家に帰ったらお家の人にゲロを吐いたことをきちんと話すんだよ。夜はもう一度熱を測ったほうがいいね」「僕、まだ遊びたい」「今日は帰ったほうがいいわよ」様子を見に来た妻の一言に促され、マツダ君は帰って行きました。夜、マツダ君のママから電話。帰宅後も何度かおう吐して、熱も上がってしまったとのこと。「きょうは、びっくりしたね~」「ほんとだよね~」「すごい量だったよね~」お風呂に入っても、布団に入っても娘たちとは、この話で持ちきりでした。翌朝、早い時間にマツダ君本人から留守電にメッセージ。「きょう、がっこうやすむね~」症状がそれほど重そうではなく、ほっとしました。