Bridge Over Troubled Water(加筆版)
午後3時。校正の仕事に、ターボがかかってきたところでした。保育園からの電話が鳴ります。「ワカちゃん、お昼寝の後にもどしてしまいました。熱は平熱です」連休突入前にこれだけは終わらせたいと思っていたのですが、諦めます。机に広げた仕事を手じまい、お迎えへ。その足で小児科に向かいます。ところが、小児科は大混雑。あとで聞いたのですが、同じような症状の子供が6人いたそうです。 食べるのが大好きな若先生にしては珍しく、食欲はゼロ。家でも、ぐったりしていました。妻に連絡して、大先生の迎えを依頼。久しぶりに若先生と二人だけの時間を、ゆっくり過ごします。いつもにも増して無口な若先生。 ふたりで話をするというよりは、ひたすらまどろみの時を見守ることに。 しばらく抱っこで甘えていましたが、最後は父の膝まくらで眠りに引き込まれていきます。気持良さそうな寝顔を見ながら、Bridge Over Troubled Water の歌詞のような心境になりました。I'm on your side, when times get rough子供にとっての父親は、頑張ったけれどもうどうしようもない、といったときに、自らを投げ出して橋になってくれるような存在なのかもしれません。自分が父親になったからでしょうか。このサイモン&ガーファンクルの名曲『明日に架ける橋』を父から娘への曲として聞くと、心を打たれるものがあります。早く良くなりますように。