かわいい子には旅をさせよ
「パパもママも行かないけど、ひとりで行ってみる?」「行きたい」といったやりとりを大先生としたのが数週間前。保育園のお友達が参加するということもあり、やまぼうしさんの自然学校に送り出しました。朝、私は玄関で見送り。妻はバス乗り場まで送って行きました。 夕方、台所で料理をしていると、若先生がぴたっ。体を寄せながら尋ねます。「お姉ちゃんは? いつ帰ってくるの?」数日前から説明はしているのですが、いなくなってしまってから姉の不在をようやく実感できたようです。「キャンプに行っているんだよ」期末ということもあり、妻は残業。4人用の食卓で二人きりの夕食。大先生も入れて3人で食べることが多いのですが、にぎやかさがまったく違います。最初は私の隣で食べていた若先生。次第に体を密着させ、最後は膝の上に乗ってしまいました。ふたりで夕食、ふたりでお風呂、ふたりで就寝。帰宅してからずっと私から離れようとしなかった、若先生。少し寂しくなってしまったのかもしれません。耳元でかわいい寝息を聞きながら、初めて外泊する大先生のことをあれこれ心配しました。こんな調子では、思春期に外泊されたらどうなってしまうのでしょう。なんだか、自分のことが心配になってしまいました。