シニア起業・リタイヤ起業、必要?
「シニア起業」で成功する人・しない人 定年後は、社会と繋がり、経験を活かす (講談社+α新書) [ 片桐実央 ]--------------------------------------------------------◎ 介護にかかるお金(介護保険適用後の自己負担部分) ・ 初期費用(初期対応、交通費含む) ・・・ ざっくり予算100万円 ・ 毎月費用 ・・・ 自己負担上限近くの予算8万円(≒年100万円) ・ 介護期間 ・・・ 平均15年 (介護が76歳~だと90歳まで) 以上から、介護が必要となった場合は、1名あたり予算1,600万円。 夫婦共なら、予算3,000万円近く。 介護保険財政逼迫から、自己負担割合が据置されたとしても、 介護保険料が引き上げされたら、毎月の実質負担は増していく。 当人以外の生活・収入も崩してしまいかねないのが問題だ。----------------------------------------------------------◎ 介護を除く、 医療(病気・ケガ)にかかるお金(自己負担分) 医療費は、リタイヤ後の通算合計のほうが、 現役時代の通算合計よりもかかるというデータがある。 65歳までの現役時代の医療費を 平均年20万円(入院手術・保険適用外費用含む)と仮定すると、 45年間通算の場合は900万円。 ならば、リタイヤ後の90歳までの医療費も、 およそ1人あたり900万円と推定していい。 夫婦共なら、予算1,800万円近く。 (1年当たり36~45万円) -----------------------------------------------------------◎ リタイヤ後の生活費 (70歳リタイヤ以降で) 夫婦で平均月25万円としたら、20年間で6,000万円-----------------------------------------------------------★ 夫婦で、介護や医療が重なってしまうパターンでは、 およそ1億円が必要となってしまう。 年金が月20万円×70~90歳の20年間で、4,800万円、 現預金が1,200万円の合計8,000万円があるとすると、 足りない2,000万円を得ておけば、 1億円の手当の目途が立つ。 但し、病気やケガで治療しながらとか、 家族(配偶者)に介護が必要になってしまっては、 今考えているようには仕事はできないし、 高齢になってからでは、職種の限定、 スタミナ面から、思うようには稼げない。 元気なうちに、足りない分まで稼いでおかねば。 まあ、夫婦ともに、病気・ケガもなく、 介護も必要ないくらい健常なら、 介護・医療関連費の負担は減るけど、 リタイヤ後、仕事してなくて、ずっと暇なら、 レジャー関連費が増えてしまいそう・・・。 どう転んでも、元気なうちは、 マイペースに仕事をして、 さすがに続けにくくなってきた時点で手終い或は継承できるようにしておくのが 良いのかもしれん。50歳からの起業術 シニア起業と独立を成功に導く実践的ノウハウ61 [ 中野裕哲 ]------------------------------------他人に依存する程、稼ぎは減る。片桐実央の実践!ゆる起業 シニア起業の成功書 [ 片桐実央 ]挑戦しよう!定年・シニア起業 [ 岩本弘 ]貸店舗、貸事務所