カンボジアand日本発「氷の灰皿」

F-1の2008年新レギュレーションが発表された。

なるほど、頭のいい人たちはいろいろ考えるもんだなぁ。



新しいレギュレーションによると、旧来のリアの一本ウイングを廃止して

リアタイヤの上に各々左右2本の小型リアウイングを義務付けるらしい。

そうすることで、今まで一本ウイングで生じた、後続への乱流を制限し

真後ろにマシンがくっつける様にする訳だ。

つまり、テールツウノーズの状態を可能にすることで、スリップストリーム

を生かした後方からの追い抜きを、よりしやすくするという理屈。

本当にそうなるかは、やってみなければわからないが、発想は鋭い！




空気の流れまで、規則で決めてしまうFIAの考えは、本来の自由競争で

あるF-1の精神からは逸脱するが、それでも多くの人に観てもらわなければ

成り立たないF-1と考えれば、納得するしかない。

僕個人としては、このレギュレーションもいいが、下位チームに対する救済

として、下位2チームはスペシャルエンジン（排気量1000CCプラスとかターボ

搭載とか）を認める特記事項を提案したい。

現在のF-1は、今後もマネーゲームの様相を呈してくるのは確実。したがって

金のないチームが優勝する確率は限りなくゼロに近い。

それどころか、2005年で消えたミナルデイ、レッドブルなどプライベートに

近いチームは今後F-1に参戦できない状態だ。

これでは、オリンピックをプロスポーツ種目だけプロ選手だけで開催するよ

うなもので、あまりにも歪だ。