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カテゴリ:南の島の王子様
カカは英語を勉強しながら
世界の会議に何度も出席しました。 そしていろいろなことを知りました。 世界のあちこちで、 戦争が起こってたくさんの人が死んでいること。 世界中の人がエネルギーをたくさん使って 火を燃やしたり、空気をたくさん使ったりすることで 地球が温められて海の水の量が増えていること。 どれもが小さな島のトト王国にとっても、 島の誰にとっても大変な問題でした。 島でも、世界でも、争いごとを知らないで育ったカカには 戦争の話はとてもショックでした。 カカは心に誓いました。 戦争をして島のみんなを苦しめることは絶対にしてはいけないと。 そのためには、 世界の国の代表と自分が仲良くする必要があるのだと思いました。 もう一つ。トト王国でも身近に迫った問題がありました。 皆が電気を使うようになり、便利な生活を覚えてからは 毎晩、停電が起こりました。 小さな発電機で起こす電気では足らなくなってしまったのです。 便利な生活をするには電気が必要です。 でも電気を起こすにはエネルギーを使わなくてはなりません。 カカは島を守るためには、 これ以上、地球を温めてはいけないことを知っていました。 カカは必死に考えました。どうしたら良いのか、 夜もココナッツの油で作ったろうそくの灯りの下で インターネットを使って調べ物をしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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